スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お茶道小説

茶道のたしなみはないが興味はあるので、『日々是好日』や『数寄者日記』などのエッセイは長いあいだ愛読してきた(恥ずかしいから、本棚の奥に隠してある)。また、映画になってしまったが『利休にたずねよ』もおもしろく読んだ(山本兼一は最近のお気に入りではあるが、それ以外には、<とびきり屋>シリーズしか読んでないけど。次は鉄舟かな)。

お茶道小説などというャンルがあるのかどうかは知らないが、それにしても異色な組み合わせであろう茶道とYAを合体させた『雨にもまけず粗茶一服』(松村栄子)を楽しく読んだ。

武家茶道の家元の息子の成長物語と言ってしまえば簡単なんだけれど、主人公の遊馬(あすま)がなかなか安易に「成長」しないところが、好感が持てる。最後になって、人には自分をお勧めできないと、彼女にきっちり伝えるところは、ずるずると流れにまかせないで、上質な青年になっているところも説得力があった。遊馬に思わず心を寄せてしまいたくなるのは、出来の悪い長男でありながらも、小さいながらも家元のぼんぼんらしい、素直な青年であるからなのかもしれない。志乃さんをはじめ彼を取りまく人物造型もおもしろい。

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

月別アーカイブ

最近のコメント

プロフィール

わしこ

  • Author:わしこ
  • 無断転載ご遠慮ください。
FC2カウンター
最近の記事
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。