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中学校の図書館

2週続けて行った東横線沿線にある私立中学校の「英語でのおはなし会」が終わった。「わしこの英語塾」としての本格的な発表会でもあり、それぞれにたいへんな思いをしたけれど、楽しく意義深い経験であった。協力してくださったN先生に感謝。ありがとうございました。

それにしても、すばらしい学校図書館であった。私は、レファレンスコーナーにあった『国歌大観』『希臘語辞典』にまず度肝を抜かれてしまった(『国歌大観』を生徒が使うことはまずないだろうが)。広さは公共図書館の小さい分館レベルなのに(もっとこぢんまりしていたかも)、レファレンスコーナーの充実ぶり! 確かに中学校の図書館であるから「学習」のための資料が重要であることは了解できるが、9類だってほかと比べて決して遜色ないのだ。伺うと、書籍の年間予算は200万円だそうだ。中学校だけの予算だから、決して多い方ではないという(私立のなかではということです)。

また、1年生には週1回「図書の時間」が設けられていて、彼らは1年をかけて「図書館の使い方」から始まる「図書館の資料を活用するための教育」を受けるのだ。自分の中学校時代の図書館の貧しさを思いだすと羨ましすぎて、ため息がでてしまう。

おりしも、昨日の夕方大きくニュースで取りあげられたのは「新潟県の中学校司書の図書館蔵書転売・横領事件」だった。数年間にわたっての「転売・横領」が、学校司書が変わってはじめて発覚したそうである。夫は、「如何に学校図書館を教師も使っていなかった事の証明だ」というが、確かにその通りであることが、ニュースで流れた映像からはっきり解った。

新潟県の当該図書館は人の気配のない、ただ本の入った書棚がずらりと並んでいるだけの図書館であった。図書館にはおきまりの、書棚につけられた分類コードすら見えなかった。つい数時間まえに目にしてきた、人に使われ、愛情をかけられて育てられている図書館とは大違いであった。私が2週にかけて伺った図書館の書棚の横には、生徒たちを読書に誘うために、さまざまな情報が貼られていた。『はらぺこあおむし』の各国語版タイトル(20ヶ国語はあったように記憶している)。「センダックが亡くなったことを知らせた新聞記事とセンダックの絵本の紹介」など、さまざまな分類の棚に、それに相応しい情報が提供されていた。

図書館は人がいて図書館であるし、人に使われて図書館になるのだ。

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中学校の図書室

ごぶさたしております。
そのニュースは本当に痛々しい限り。私の担当校ならありえないような事件だったので、もうびっくりでした。
私立の中学校ではそんなにも予算と授業時間があるなんて、うらやましいです。
今の担当校は、1つはその1/10以下の年間予算なので、どうしても読書推進と確実に使う資料しか購入できません。
それでも、働きかけ次第で、図書委員さんの目標が、毎回「静かな図書室」になるほどの来館者数でにぎわっています。

Re: 中学校の図書室

さくらの葉っぱさま:コメントありがとうございます。それはそれはたいへんすばらしい図書館でした。学校図書館の質は大切であるとあらためて認識いたしました。資料の質だけではなく、そこにいる人の質も。

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