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こんな本読みました

<英米児童文学>の授業で扱った「シンデレラ物語」をさらに深めたく、8月の前半は、シンデレラ型の昔話を読んでいた。それぞれが、微妙に違っていたり、お国柄が出ていたりで非常に興味深かった。来年度の4ゼミ(予定)は持ち上がりがないので、おそらく少人数のゼミになるだろう。そんな思惑もあって、<シンデレラ研究>として、物語分析、絵本分析、作品分析を3つの柱に据えて取り組もうと考えている。真ん中のケヴィン・クロスリ=ホランド編による北欧伝説・昔話集も楽しく読んだ。


books 0901

自堕落に過ごしてしまった8月であったが、今日から心をいれかえて(あー。夏休みの宿題を最後まで残してしまった小学生みたいだ)、勉強しよう。

久しぶりの<わしこの昔話塾>では、協議の結果、次回からClevere Gretchen を講読することになった。昨日は、ファージョンの小品 "The Flower Without a Name" を丁寧に読んだが、彼女のぴりりと皮肉の効いたユーモアって理解されるんだろうか、と考えこんでしまった。花に名前がないからと、それを「なきもの」にしてしまった人間の浅知恵を名前なんかなくても「花そのもの」を大切にしているクリスティを置くことで浮き彫りにしている。物語が象徴的で深いが、それだけに、物語そのものを楽しむことはなかなか難しいように感じた。また、受講者からは、作品に底流する「キリスト教的発想」が理解しづらいとの意見も出された。<サトクリフ読書会>も10月から新しいテキスト(Shinning Company)になる。

『名作英文学を読み直す』(山本史朗)を再読して(『マクベス』論が面白かった。ほかにもいいたいことはたっぷりあるが…)、河合祥一郎氏の存在を知った(前回読んだときにはスルーしたのね)。『『ロミオとジュリエット』恋におちる演劇術』には大いに触発された。とくに、シェークスピアのソネット形式が演じ手の感情と連動しているという指摘には、なるほどそうなんだとと納得。彼の翻訳した『不思議の国のアリス』も手に入れた。文庫本だから、本の堆積層に埋もれてしまわないように、要注意!

西山利佳さん『<共感>の現場検証』は、いまだ少しずつ読書中。一気に読んでしまわないで、じっくり考えながら、考えながら読んでいく。そうだ、同シリーズの『<物語>のゆらぎ』(奥山恵)も再読しよう。西山さん繋がりで、加藤典洋『言語表現論講義』再読中。ああ、読みたい本、読むべき本が芋づる式に増えてゆく。机やテーブルのまわりに本が<フルヘッヘンド>している。

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河合祥一郎氏の翻訳

ごぶさたしております。

河合祥一郎氏の翻訳で
角川つばさ文庫から出ている
『ふしぎの国のアリス』シリーズや
『ドリトル先生アフリカへ行く』シリーズは
小中学校の図書室ではとても人気があります。

アリスのシリーズは、文庫でも発行されていますが、
ドリトル先生のシリーズは、角川つばさ文庫版しか出版されていません。
子ども向け装丁ですが、よろしければご一読ください。
読めば「子どもが好きなわけだ!」と納得できます。

名作児童文学も河合祥一郎氏の訳のような
子どもに読みやす翻訳の本が
もっとたくさん出てくるといいのですけど・・・。

ドリトル先生

桜の葉っぱさま:コメントありがとうございます。河合訳『ドリトル先生航海記』読んでいます。自然な日本語で調子がいい訳ですね。ときどき太字の表記があるのですが、あれは何だろう? 読み終わったら、また報告させていただきます。

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