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パドラック・コラムの「北欧神話」再話

今年度の英文科2年生の「演習」ではコラムの Nordic Gods and Heroes を講読している。久しぶりにじっくり読みながら、またもやコラムの再話にワクワクしている。神話を専門に研究しているわけではないから、ちゃんと『エッダ』を読んだことはないけれど(英語訳をさらりと)、北欧神話には強い魅力を感じている。神々がドワーフたちからの贈り物として手にする「ミヨルニル(鎚)」「ドラウプニール(腕輪)」やカラスの「フギン」「ムギン」やオーディンの放浪の旅やユグドラシルに貫かれたその世界観などのことを思うと心がいたく、かつ、心弾むのはなぜだろう。

ギリシア神話も好きだ。けれど、白鳥に変身したり、黄金の雨となって女性を求めるあの女好きなゼウスよりも、片眼を犠牲にしてまで人間のために知恵を授かったオーディンの孤高性とストイシズムにより深く共感する。

多くの神話や伝説は、ゲーム・クリエイターらによってバラバラに解体されてしまったいう苦言を耳にするが、いやいや、本編の面白いこと。かなりのゲーマーだった学生が、オリジナルの物語のおもしろさに心奪われ、文学のよろこびを再認識したという経験を話してくれた。物語のおもしろさを感じていれば、大学生になっても活字に戻ることが可能であるとの認識を得た。

『銀の匙』を中学校の3年間でじっくり読むという授業を展開した、もと灘中学校・高校教諭だった橋本武先生に取材した『奇跡の教室:エチ先生と『銀の匙』の子どもたち』(小学館)を読んだ。このような授業が「奇跡」とされることに、今の教育の問題が透けて見える。

文中のコラムで、著者、伊藤氏貴が、斎藤孝へ「『銀の匙』以外でじっくりと読んでいきたい本は?」と問いかけているが、斎藤孝は小学生には『坊っちゃん』、中学生には『罪と罰』、高校生には『ツァラトゥストラ』をと答えている。「こいつ、ホント、何も解ってねぇ。★★か!」 と思ってしまった。しかも、彼からは現代文学を読んでいる気配を感じられない。

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