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"I'll blow your house! "

山の上にある大学では、最寄り駅と大学を往復する教職員専用のスクールバスが用意されている。昨日の帰り、5限終了後出発のバスに顔見知りのアメリカ人教師(女)が息を切らせて走ってきた。このバスに遅れると、あと20分はバスがない。授業がずれ込んでしまい、そのバスに間に合いそうもないときには、キャンパス内を走りに走って、正門でも止まるバスを先回りして待つこともある。ならば、なんとか始発から出発するバスに間に合うようにしたいのが人情というものだ。

彼女はバスに乗りこむとき小さな声で "(I'll) huff and puff." とつぶやいた。普通ならば聞こえないはずのつぶやきだったのだが、入り口に座っていたわたしには聞こえてしまったのである。「あれれ?」と思っていると、すぐそのあとに彼女は "I'll blow your house! " と続けたのである。「やっぱり『3びきのコブタ』だ!」と思ってうれしくなった。

自分が息を切らした状態を、「ぜいぜい(huff and puff)」と独り言をつぶやき、その言葉につられて思わずでた "I'll blow your house!" だったに違いない。彼女に確かめると、「バスに遅れそうになっちゃったから走ってきたの」と少しはにかみながら話してくれた。ああ、こういうふうに言葉と身体は繋がっているのねとしみじみ感じた、希有な体験だった。

ちなみに日本語では、「フーッとふいて、プーッとふいて、このいえふきとばしてやるぞ!」という狼のセリフである。本当はもっとつっこんで聞きたかったのだが、なんだか彼女が照れてしまったので、残念ながらそれ以上話は聞くことができなかった。

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