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鶴岡へ

毎年恒例の鶴岡へ出かけてきた。C小では5年生の国語の授業を見学した。PISA型設問に対応した教材(多様な資料から説明文を読み解き、自分の意見をまとめる)を使っての授業であったが、教材研究に未熟さが残っていたのだろうか、教師が子どもたちの疑問をすくいあげることができないまま授業が進められてしまった場面があったのが残念であった。子どもたちの授業への関心や意欲がすばらしかっただけに、この点については心が残った。これは、教師だけの責任ではなく、教材の構成と課題の設定という教科書そのものにも大きな欠陥があるように思われた。教科書を編集した編集執筆者自身が教材を読みきれていなかったため、単元の方向性にブレが生じたためと推測できる。

私にとっては久しぶりの「授業研」で、校舎も新しくなり、校長先生も変わり、顔見知りの先生も転出され、教師集団の雰囲気もかつてとは違うものを感じた。校長はほぼ2年ごとに代わり、教師も例外はあるものの4年で転出となると、あっという間に「浦島太郎状態」になってしまう。このような状況の中で、「図書館活用教育」を定着させてゆくことは、予想以上に困難であろう。

もとC小の研究主任だったS先生が勤務されるA小学校では、1年生から4年生の子どもたちと絵本や物語をわかちあった。4年生の子どもたちには「なぜ大学の先生になったのか」というテーマで(総合学習への導入)、昔話絵本(『おおきなかぶ』)の比較をするというミニ授業をした。

わかちあいでは、今年は川端誠『うえきばちです』を使わず、織田道代「愉快な夜想曲」(絵本では『あるのかな』)や長谷川義史『いいからいいから』を用意していたのだが、思っていたよりも食いつきが悪かった。あとになってA小の3年生のほとんどの子が幼稚園の時によく読んでもらっていた絵本(『いいからいいから』)だったことがわかった(こういうのは辛い。3年生ともなるとシビアだ)。というわけで、1、2年生には、絵本はやめて、詩「愉快な夜想曲」を紹介した。1年生に「○○に××はあるのかな」と問いかけると、みんなで声を揃えて「なーい」と楽しそうに唱和するのが予想外で面白かった。この詩については、1年生と2年生の反応にも大きな違いがあって、興味深いことであった。1年生の方がのりがよかった。

1,2年生には、ペープサート「いちもくさん」と絵本『ひゃくにんのおとうさん』をメインにした。すべてのプログラムが終わったとたん、子どもたちが文字のペープサートに押しよせて、手に手にペープサートを持って両手で回し始めたのがかわいらしかった。ペープサートを動かしてくれたのは、ボランティアのお母さんと先生がたであった。ありがとうございました。

また、A小ではボランティアのお母さんや図書館コーディネーターの方たちとの懇談会で「言葉の獲得と物語体験」をテーマにお話をさせていただいた。ボランティアの研修やスキルアップに関してはどこでも困難を抱えているようだ。こちらの要求度が高いと敬遠され、定着しないのは悩みの種だ。「地域のおとなが学校に入り子ども支援に関わってくれるだけでありがたい」という意見もあるようだが、それでも、子どもに関わるボランティアに関しては、自覚的に問題意識を持って取り組んで欲しいし、あるレベルの技量や知識は不可欠であると思うのであるが…。

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