スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『不機嫌なメアリー・ポピンズ』

『不機嫌なメアリー・ポピンズ』つながりで、『召使いたちの大英帝国』(小林章夫/平凡社新書)、『イギリス式結婚狂騒曲』(岩田託子/中公新書)を読みすすめる。『召使いたち・・・』は読了。『不機嫌なメアリーポピンズ』は副タイトル<イギリス小説と映画から読む「階級」>とあるように、映画や作品からの考察であったが、『召使いたちの大英帝国』は、作品にも触れているが、むしろ資料を駆使してのもの。

「物語」の方が、事実を忠実に再現した「博物館的展示」よりも、説得力を持って、力強く迫ることがあるが、この二册もその例にもれなかった。『イギリス式・・・』の著者の岩田さんは、川端有子さんと『英国レディになる方法』(河出書房新社)を出している方である。この本もすこぶるつきに面白い。図版もたくさんはいっていて、資料としてだけでなく、読み物としても楽しい。しかし、この出版にあたっては、気の遠くなるほどの資料を集め、調査をしたのだろう。たいへんなご苦労が忍ばれる力作であるが、「苦労しました」といういやらしさが出ていなくて、好感が持てる。

ところで、小林章夫さんは『『くまのプーさん』を英語で読み直す』(NHKブックス)をお訳しになった方であるが、この翻訳が???でいただけなかったことを思い出した。「英語で読み直す」というコンセプトの本を、日本語に直すわけだから、もう少しゆきとどいた心くばりが欲しかったのである。

コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

月別アーカイブ

最近のコメント

プロフィール

わしこ

  • Author:わしこ
  • 無断転載ご遠慮ください。
FC2カウンター
最近の記事
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。