スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

柏葉幸子『魔女モティ』を読む

『魔女モティ』(講談社)を読んだ。怒りにまかせて家出してきた紀恵(キー)が、黒猫に導かれて魔女モティの娘となり、クレッセント島で過ごし、自分の抱えている問題を了解し自分の家に戻るという「行って帰る」形式の一次元的ファンタジー。ライトな設定でありながら、扱っているテーマは「家族」で、離婚、ネグレクト、虐待についても触れられている。ただし、主人公が抱えている問題はさておき、それ以外に提示される問題に関しては、取って付けたような印象は免れない。

会話の不自然さ、流れの悪さでたびたび読み返し、立ち止まって考えたりして、思いのほか読みにくい作品であった。とくに日本語の明晰さに欠ける。「○○が言った」という件が、当の会話のあとに来ることが多く、そのたび流れを止められ、途中からイライラのしどおしであった。これは、会話に個性がないこと、また、読者が想定する流れとの間にギャップがあるということであろう。



コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

月別アーカイブ

最近のコメント

プロフィール

わしこ

  • Author:わしこ
  • 無断転載ご遠慮ください。
FC2カウンター
最近の記事
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。