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「ホジャさんのお話」また

同じホジャさん話なのに、「わかっている人はわからない人に」(『子どもに語るトルコの昔話』/こぐま社)と「三つの金曜日」(『天からふってきたお金』/岩波書店)とは、とくに聞く人にとっては、まったく別の感情を沸き立たせるお話であることがわかった。

「わかっている人は…」を聞いて、「すっきりしない。ホジャさんにちゃんと話をしてもらいたいのに話を聞けないのは不満だ」という感想をもらした学生に、作品を皆の前で朗読してもらった(時間がなかったので3人)。すると、3人が3人とも「すっきりした」という感想を述べた。ホジャさんが聴衆に説教をしない理由を述べるくだりでは、「とても気分がよかった」という発言をした学生もいた。これは、おもしろい現象だ。

ここには、語りの語法の問題と作品の登場人物との一体化、あるいは、登場人物への感情移入の問題がひそんでいると思われる。お話を楽しんでもらうためには、「三つの金曜日」がふさわしいだろう。「わかっている人は…」は、語り手を気持ちよくさせるが、聴き手には釈然としない不満を残し、作品としても「とんち話」の域内にとどまってしまっている。しかし、「三つの金曜日」は、聴き手がホジャさんを気の毒に思い、彼によりそうことができるので、深くお話を楽しむことができるのはないかと思う。

遠足大学への行程は行きと帰りでそれぞれ渋滞し(用賀インターで交通集中によるのろのろ運転と、帰りは首都高環状線内の事故のため、天現寺あたりから40分近くにわたる渋滞)、ちょっと残念。さすがに疲れた。走行距離は、往復で180㎞程度。行きも帰りもいったん首都高環状線に入るのでこんなに距離が出てしまうのだろう。

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