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合宿勉強会

一泊二日で絵本の勉強会をした。勉強の合間のおしゃべりにも満開の桜に負けないほどに花が咲いたが、内容的にはまずまず充実した勉強会であったと思う。主宰者の思いこみかしら?

お題は2つ。ブルーナの『うさこちゃんときゃらめる』について、「絵本の様式とテーマ」「4歳児と小学校低学年が分かち合えるもの」「子どもの<よろこび>と絵本」「絵本と読み聞かせ」という点をめぐって議論が展開された。話し合いの中で話題に出た絵本は、『かようびのよる』、『セクター7』、『ラストリゾート』、『ちびくろさんぼ』(ドビアス作)、『おおきなかぶ』(佐藤忠良作)、『だるまさんの』、『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』、『まよなかのだいどころ』などなど(順不同)。

もう一つは、赤木かん子(さん)の講演録につっこみを入れつつ、児童図書館員の役割を考えようというもの。2007年に板橋区の図書館で開催された「調べ学習の子どもたちに答える図書館スタッフのための研修」で行われた講演をおこした冊子を使った。しかし、これがとてもひどいもので、編集のイロハを知らない素人でさえやらないだろうというミスがとても多く露出している冊子であった。誤字、脱字、誤った句読法の初歩的ミスの多さだけでも商品価値などないに等しいが(なんと600円!!)、内容も、書式同様つっこみどころ満載で、なぜ、このようなものが販売されるのか、いや、なぜ、かん子ばかりがもてはやされるのかがますます不思議に思えるものであった。

考え方の違い(子どもには、(おとながすすめる)よい本ではなく好きな本を読ませればよい)や日本語表現力の不適切さ、未熟さは、とりあえず不問に付すとして、原稿そのものを講演を聴いていない人にも解るように手を入れる必要もあったろうし、データや裏づけをする必要のある記述もあった。また、これは彼女の特徴であるとも思うのだが、裏づけもなく一方的に断定するという姿勢に関しては、疑問を感じざるを得ない。

例えば、小学生に「最終的に、これはもう絶対、無理。小学生で数字を使わせるのは絶対無理」(p8)といって、小学校低学年でNDCを導入することを否定しているが、そんなことはない。私がはじめて朝暘第一小学校の図書館活用教育を見学したとき、小学校2年生の授業で子どもたちが先生の質問に、「その本は4の「生きもの」にある(4類の自然科学に分類されている)」と自然に答えていたのである。NDCを小学校でいったん身につけてしまえば、どの図書館に行っても使える。これは、情報収集のはじめの一歩。

いっぽうで、子どもは「写真的記憶力の持ち主」(p15)であるから、文字は読めないが「アートは分かるんです」(p15)といい、したがってアディダスとナイキの区別がつくと書いている(おっしゃっている)。ならば数字だって記憶できるはずなのだが…。数字だって「アート」的要素はあるのにと思うのだが。なぜ、NDCを目の敵にするのだろう。かん子シールの宣伝? わからん。

「調べ学習」についても、「ノーハウ」は語っているが(というより事典の使い方とテーマのたてかたのごく初歩的な方法)、「調べ学習」の意義、学校図書館の役割についてきちんと理解しているとは思われない記述がそこここにある。「学び」の本質や学校教育についての本質的な部分が理解できていないのではないかと疑問を持つ。

現在、公共図書館は、管理委託、指定管理者制度等で困難な状況をむかえているが、それについても、「民営化」(p23)という言葉を使っている。しかし、これは大きな誤りである。公共図書館の抱えている問題を「民営化」といわれて、何も反論しない図書館関係者が聞いている講演って一体どんなものだったのか? 想像するだにこわい。

次回は6月末頃を予定している。



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