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庄内で:子どもたちと絵本を読む

夫が「子どもの読書を支える会(鶴岡)」のメンバーの一人として、鶴岡市長や市会議員との懇談会に参加するので、新築なった朝暘第一小学校を見学するというのを口実に、私も一緒に鶴岡へ同行した。しかし、事はそれほど「甘く」はなく、「鶴岡に来ることがあったらうちの小学校で絵本を読んで欲しいと」いわれて、たっぷり「賄賂」を頂戴していた元朝暘一小勤務(研究主任)のS先生の新しい勤務先である余目第一小学校の子どもたちと一緒に絵本や昔話を楽しみ、ボランティアのお母さんたちにお話をすることになった。そんなわけで、朝暘一小での滞在時間は45分であった。しかし、図書館まわりはじっくり見学させていただいた。書棚の高さはすべて120㎝に揃えた開放感あふれるゆったりした空間のすばらしい図書館であった。

その後、余目第一小学校に向かった。まず、約60人の1年生にわらべ唄を披露したり、絵本を読んだ。緊張感を解いてリラックスするために「かっぱ」(谷川俊太郎)を紹介し、子どもたちと一緒に声を出して朗唱した。その後、おめでたいわらべ唄「せんぞうやまんぞう」を紹介して『おもちのきもち』につなげ、『せかい1おいしいスープ』、「ついでにペロリ」、『しりとりのだいすきなおおさま』、『うえきばちです』、『ねえ、どれがいい?』と楽しんだ。

『うえきばちです』では、子どもたちはおおよろこびでこわがって盛りあがった。中には、隣の子とだきあって「こわがり」、よろこんでいた女の子もいた。最後に『ねえ、どれがいい?』を読み終わったとたんに、子どもたちが絵本とわたしのまわりに集まってきて、「私これが好き」「この本面白かった」などと教えてくれた。わたしにとってもうれしい時間であった。『うえきばちです』はどんなときでも盛りあがる絵本ではあるが、今回ほど盛りあがったのははじめてかもしれない。あまりに盛りあがって収拾がつかなくなることを考慮して、最近はプログラムの最後に持ってくることが多い。しかし、子どもたちも野放図になることはなく「引け時」を心得ていて、『ねえ、どれがいい?』でも、ずるずると興奮にひたるということはなかった。

その後、3年生、6年生の子どもたちとも絵本を楽しんだり、昔話についてお話をさせていただいたりしたが、年齢が下がれば下がるほど、反応も素直でストレートであるのはどこでも同じである。

私たちが出発する前日まで鶴岡は吹雪き、飛行機どころかJRも動かなかった。冬の鶴岡は今回で3回目であるが、いままで、飛行機が欠航したということがない(台風の時一度、万全を期して直前に飛行機をキャンセルしたこともあったが、結果的に飛んだ)。私はたぶん晴れ女。

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