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読書記録

テレビなどでは連休後半が始まったと報道しているが、私の気分では、「ようやく連休が始まった!」という感じだ。というわけで、積ん読状態であった語り関係の本をまとめて読んだ。

●松谷みよ子。『現代の民話』、中公新書。
●兵藤裕巳。『平家物語:<語り>のテクスト』、ちくま新書。
●兵藤裕巳。『琵琶法師:<異界>を語る人びと』、岩波新書。
●武田正。『雪国の語部:置賜地方の民俗誌』、法政大学出版会。

兵藤氏の『琵琶法師:<異界>を語る人びと』は、『平家物語』を語った琵琶法師の誕生、意義などを一般読者にもわかりやすいことばで伝えてあって、示唆されることが多いものであった。『平家物語』は盲僧によって語られたのであるが、「なぜ盲僧なのか」「盲僧というある意味異形の人間(身体的に刻印を受けた人間)が『平曲』を語る意味」「琵琶法師の宗教的、呪術的な役割が、時代が下がるにつれて、芸能に携わる職能集団に変わってゆく歴史」などが説得力を持って説明される。さらに、『平家物語:<語り>のテクスト』は、前作を補いつつ(とはいえ、出版はこちらが先)、「歴史」が「歴史物語」に変容してゆく有様がつぶさに検証され、知的好奇心が刺激され、蒙が拓けるよろこびを感じさせる。

「語り」関係の書籍では、『昔話の語り手』(野村純一編)をはじめとして、洋書(英語)が数冊待っているが、連休中の読了をめざしてがんば。

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