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配架?排架?

図書館の図書や資料を書棚や特別な場所に並べることを「ハイカ」というが、私はずっと「配架」と表記すると思っていた。しかし、「排架」と表記することもあり、こちらの方がより人口に膾炙していることをきいた。いや、「排架」のほうが正しいとされているらしい。特殊な専門用語であるという理由からか、この意味での「ハイカ」という語は、『日本国語大辞典』には採用されていない。

手元にある図書館関係の書籍を確認してみたところ、「排架」が一件、1998年に出版されたときには「排架」を採用し、2009年の新シリーズへの移行に当たって改訂された版では「配架」を使っている例を一件見つけた。

「排架」ではなく「配架」という言葉を使うことを意識的に提唱しているグループの存在もあるらしいことも解った。英語では shelving という語が使われている。shelfというごく普通の名詞を動名詞化して使っているわけで、特殊性を感じさせることはないが、『リーダース英和辞典』には、shelfの動詞として「(書物などを)棚に入れる」という語義は与えられていない。しかし、shelving という言葉から、本を棚に入れる行為をイメジすることは難しくない。

白川静先生の『常用字解』では、「排」という字は「二つ並んでいるものが、他の一方を儕(お)すの意味」、「おす、おしのける、はらう、のぞく」のほか「ならぶ」という意味に使うとあり、「排列」という言葉もあるわけで、間違いとはいえないだろう。けれども、「排架」といわれると、私は、「排」という字から「排除」「排撃」を連想してしまい、図書館員が、ぎっちりと詰まった書棚の本を押しのけて、別の本をぎゅうぎゅうと押し込んでいる姿すらイメジしてしまうのである。

『日本国語大辞典』によると、「排列」も「配列」も両方使えるとされているが、歴史的には「排列」という語の方が早い段階で使われていて(初出は『正法眼蔵』)、「配列」が使われ始めるのは、20世紀にはいってからだということが解る。

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そうなのです!
いつもどちらを使うか迷う私です・・・が、報告書などには配架と書いてます。
こちらの方が一般の方には分かり易いと勝手に思っているので。

試験のときなどは配架では × になるのでは・・・と心配もしました。
どちらかに統一してほしいものです。

ぱたぽんさま:コメントありがとうございます。最近では「配架」もずいぶん使われるようになったようですね。とはいえ、頑なに「拝架」を主張している人もいるらしいです。時代とともに言葉は変わってゆくことを実感させられます。「ぜんぜん」を肯定的に使う表現には、強い違和感を持っていたものですが、最近はいつでもどこで耳にするので(さすがに、NHKのアナウンサーが使っているのは耳にしたことはありませんが、無理矢理ならされて来たような気がします。

本に囲まれて

散らかっているものが自分の選んだ本であるなら一向に気にならず、
目にすると安らぎさえ覚える^0^♪ なのに、、、
家人の本、漫画、雑誌・カタログ類にはいらだつ。
「排架してくださーーーい」
ううう。この排には「捨ててください」をこめざるおえない。
やはり「配架」に愛着がありますです。ソフトですよね。

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