スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

怒濤の三日間

はじまりの日曜日には、埼玉県の白岡町立図書館主催の「児童文化講座」の講師として出かけた。この図書館の講座でお話しさせていただくのは、去年に次いで2回目である。今回は、「物語の力」をテーマに、「物語を読むこと」「物語を読む力の獲得」などについてお話しした。

「絵本」から「物語」に進むためには距離があるから、その橋渡しを考えなくてはいけない。今回は、そのために、「絵本のテキスト」と「物語のテキスト」との違い、「字を読むこと」から「物語を読むこと」(物語リテラシーの獲得)へ展開するために必要なこと、考えなくてはいけないことなど、いまの私が一番関心を持っていることを話題に、かなりのスピードでお話をさせていただいた。質の高いお話ができたかどうかは疑問であるが、「熱意」は伝わっただろうと思う。全3時間(途中5分の休憩)で、最後の30分は、イメージ・トレーニングのためのワークショップも用意し、欲張りな講座になってしまった。

翌、月曜日は、鎌倉で五十嵐絹子さんの講演会が予定されており、吹雪を心配して前乗りでやってくる彼女を、講座修了後、羽田まで迎えに行くことになっていた。十分間に合うつもりでいたのだが、途中、7時羽田着は無理と判明したところで、タイミングよく彼女から電話が入り、横浜までバスに乗って来て頂くという事で折り合いがついた。

久しぶりの再会だからと、夫も一緒にベイ・シェラトンに宿泊することにしていた(夫は夫で翌日は宮崎に講演へ)。ターミナルまで出迎えて、3人で少し遅い食事に出かけた(講座に同行してくださったK子さんの夜の食事が、お姉様御夫婦とお寿司と聞いていたのが深層心理に影響したのか、われわれも寿司屋に行った)。「これぞ!」という中トロを食べて頂いて、日本海人の「マグロのどこがいいのさ。もっとおいしい魚があるわよ」意識を変革して頂けたのはよろこびである。

しかし、止めどなく繰りだされるおしゃべりが夕食の中心を占めていたことは、間違いない。最後の締めに、ホテルのバーで一杯やって、長い日曜日は終わった。これで、明日の講演終了後(午前中には少しばかり鎌倉観光をして)、横浜からバスに乗って頂ければ、「万事オーライ」と考えていたのは、雪の降らないところに住む太平洋人の浅はかであった。

講演はたくさんの人が詰めかけ、最初は緊張気味の絹子さんであったが、話が進むほどに熱を帯び、最後は聴衆を感動させていた。何を隠そう私も泣いてしまった一人である。見ると隣のK子さん(2日連続のおつき合い)も泣いている。絹子さんの「子どもは、本を読むことによって本当に豊かになるのだ」と至極まっとうでありながら、実践に裏打ちされた力強い言葉は、聴衆に元気を与えたのだと思う。

高揚感と安堵の気持ちで横須賀線に乗りこんだ私たち(3人)であったが、そこに来た一報は、「庄内便は本日全て欠航」というものであった。ありゃりゃ。キャンセルの手続きやら、翌日の手配らやなにやらでひとしきり横浜駅で時間を過ごし、結局、その夜は、「わしこホテル」にお泊まり頂く事にした。夫が留守だったので、私のベッドを絹子さんに使って頂き、私は夫のベッドで。

1日でお別れだと思っていたのが、ボーナスのような時間をもらい、いろいろ、ほんとうにいろいろお話ができて、至福の時間だった。これで、明日飛行機が飛べば…。しかし、なんと、朝イチで得た情報は、羽田発庄内行き第1便は「雪のため欠航」というものであった。これまた、ありゃりゃ。

庄内の絹子さんご主人情報では、「雪がもつもつど降っている」という(私は「もつもつど」という言葉に激しく感動!)。しかし、風は吹いていないので、除雪がはかどれば飛行機は降りられるということらしい。予約を入れていた第2便が出発するかどうかは、出発の30分前にならないと解らないという。しかも、飛行機の手配等があるらしく、なんと、庄内行き第2便は、羽田発秋田行きが出発して、その飛行機が羽田に帰ってきたものを使うという(10時40分秋田発、11時50分羽田着で、12時05分庄内行きというまるで綱渡りのようなスケジュールだ)。

10時30分にANAのhpで、秋田発羽田行きは予定通り出発という情報をチェックし、庄内行き第2便が欠航したときには陸路に変更することを確認して、車で羽田に向かった。羽田までのドライブは快適で(少なくとも私は)、絹子さんには、ベイブリッジのあたりから富士山を見て頂けた。羽田で彼女を落として、私はすぐ帰ってきた。出発情報をhpで確認する間もなく、彼女から「遅れるけれど条件付出発(天候が悪ければ、羽田に引き返すこともあり)」との連絡が入り、一安心。飛行機はほぼ30分遅れで出発したことをhpで確認し、無事到着したことも解ってようやく安心したのであった。

「どげんかせんといけん」所へ出かけた夫からの「帰る」「飛行機無事到着」メールは、眠りこけていて確認もせず、本人が家に帰ってきたところで目覚めた(夫、すまん)。やれやれ。

いやー。いろいろドラマチックなことばかりだったが、終わってみれば、ハプニングも楽しかった。講演終了後の夕食だけが、いまいちだったのが誠に残念だった。「シャル」にある、先日発見した店に行くつもりだったのだが、なんと、シャルは、年に数回(多分)かの定休日だったようだ。あきらめきれない私は、近くにいた若い女の子2人連れに、「すっごいバカなことを聞くけど、今日、シャルお休みなんだよね」と確認までしたんである。自分でも、ほんとに「おバカ」だとつくづく思った。こうして、足かけ2泊3日の幸せな時は、怒濤のように過ぎていったのである。



コメントの投稿

非公開コメント

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

月別アーカイブ

最近のコメント

プロフィール

わしこ

  • Author:わしこ
  • 無断転載ご遠慮ください。
FC2カウンター
最近の記事
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。