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サトクリフ 『Song for a Dark Queen』を読む

サトクリフのSong for a Dark Queenを読みおえた。サトクリフにしてはめずらしく、女性が、それも実在の女性を主人公にしている。馬族の女王、Boudicca(ブーディカ)の生涯を、彼女の竪琴師(竪琴を奏で、女王のために詩をうたう語り部)の視点から語ったものである。

紀元前55年に、ローマ軍は初めてブリテンに足を踏みいれる、その後、紀元前45年に本格的な侵攻が始まり、この作品の背景となるブーディカの「叛乱」(ブーディカたち氏族にとっては、自由を守るための戦いである)は、紀元60年である。

ローマによって辺境に追いやられる前の馬族の女王や馬族をとりまく氏族たちと彼らの集結、戦い、離散が容赦ない筆で書きすすめられる。「平和」の名目のもとに、収奪や占領が行われているのは、今もそこに起きているではないかと思わざるを得ない。人間はそれほどまでに愚かなのか、民族や宗教はそれほどまでに人間を頑なにしてしまうのか。

先日、Mark of the Horse Lordを読みおえたばかりだが、こちらも馬族を扱っており、Song for a Dark Queenの「あと話」のような位置を占めている。この作品では、すでにブリテン島の辺境に追いやられて、分断された氏族たちの生き残りの戦いが描かれている。

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