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中学生の英語の教科書を読む

10年ぶりぐらいに中学生の英語の教科書を見て、びっくりした。1年生の後期の段階で、Yeah, Gee などといった口語表現が出てきているのである。最近の英語が「コミュニカティヴ」志向であることは承知していたのだが、このような表現を使うこと(文字にして読ませること)がコミュニカティヴであるとの意識には驚きを禁じ得ない。

また、"look at ~"のあとに、"looks like ~"の表現が出てきて、混乱するのではないかと思われる。しかも、"looks like"は、会話の中で使われるので(教材テクストは全て会話が使われている)、ここには主語が使われていない。しかもこの時点で、初学者に2つの用法を説明することはたいへん難しい。となると、子どもたちには、テクストは全て暗記させるということになるだろう。また、試験では教科書テクストの「読み、書き」が問われるだろうから、「えーっ!」とか「うん、そうだよ」という単語も覚えることになる。覚えるのであれば、もっと別の単語を覚えた方が実際的だと思うのだが。

また、動詞"like"が出てきたばかりで、前置詞の"like"をもってくるのも、初学者にはいかがなものかと思う。中学からの英語は、まず、文字から入るのだから、コミュニカティヴをめざすならば、どうでもいいような口語表現など使わずに、「フォニックス」などを使って、ある程度読めるようにさせ、正書法で準備されたテクストを使うべきであると思う。「会話」だけが「コミュニカティヴ」だと考えている教科書作りの発想の貧しさが露呈されたテクストである。こんな教科書で英語を勉強させられる子どもたちがかわいそうだ。大学生の英語のレベルがびっくりするほど低くなっているのもうなずける。

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