抑制された語りとは
読み聞かせボランティアのための学習会準備のために、ボランティア仲間で元アナウンサーの方と、「ワークショップ」をどう展開するのかについての打ち合わせをした。その後、私の「読み」も聴いていただいて、助詞の発声の方法(の、と)、語尾が消えないように読むための腹筋の使い方など具体的でかつ貴重なコメントをいただいた。指摘していただいたところは、自分自身でも読みながら気になっていたところでもあったので、解決の糸口をいただいて、とてもうれしい。
とくに力を入れて練習したのは『三びきのやぎのがらがらどん』である。3びきのやぎの声の出し方(声の高低、テンポ、気持ち)やトロルの造型など、表現力が高まったように思う。日本のライブラリー・ストーリーテリングをやっている人たち(語り手は絵の額縁でなくてはいけないと考えている方々)からすると、「演劇的」だと批判をされるかもしれないが、私は「トロルとおおきいやぎのがらがらどんの対決」の場面では、子どもたちが「ドキドキ」するような語りでなくてはいけないと思う。そのために、どう読む(語る)かという「マクシマム」を学んだのである。
よく、語りは「抑制された語り」でなければいけないと、アドヴァイスをもらうことがあるが、「抑制する」ためには、表現のマクシマムを理解していなければ不可能であろう。「抑制」という言葉には、「勢いを抑えること」という意味がある。つまり「抑制する」ためには、「勢いのある状態」がどのようなものであるかを知らなければならない。自分自身の表現の限界、あるいはマクシマムをきちんと知り、達成した上で、コントロールすべきであるとおもう。いや、マクシマムを知っているからこそ、コントロールできるのではないかと納得した。
というわけで、当分の間、私の『三びきのやぎのがらがらどん』は「全開状態」で語られることだろう。多分、100人ぐらいの聴衆でもへっちゃらさ。お話を聞いて批評してくれる人募集中。
とくに力を入れて練習したのは『三びきのやぎのがらがらどん』である。3びきのやぎの声の出し方(声の高低、テンポ、気持ち)やトロルの造型など、表現力が高まったように思う。日本のライブラリー・ストーリーテリングをやっている人たち(語り手は絵の額縁でなくてはいけないと考えている方々)からすると、「演劇的」だと批判をされるかもしれないが、私は「トロルとおおきいやぎのがらがらどんの対決」の場面では、子どもたちが「ドキドキ」するような語りでなくてはいけないと思う。そのために、どう読む(語る)かという「マクシマム」を学んだのである。
よく、語りは「抑制された語り」でなければいけないと、アドヴァイスをもらうことがあるが、「抑制する」ためには、表現のマクシマムを理解していなければ不可能であろう。「抑制」という言葉には、「勢いを抑えること」という意味がある。つまり「抑制する」ためには、「勢いのある状態」がどのようなものであるかを知らなければならない。自分自身の表現の限界、あるいはマクシマムをきちんと知り、達成した上で、コントロールすべきであるとおもう。いや、マクシマムを知っているからこそ、コントロールできるのではないかと納得した。
というわけで、当分の間、私の『三びきのやぎのがらがらどん』は「全開状態」で語られることだろう。多分、100人ぐらいの聴衆でもへっちゃらさ。お話を聞いて批評してくれる人募集中。