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しあわせな絵本

必要あって、マーク・シーモントの絵本を何冊か読んだ(ところで、この人の表記は、サイモント、シーモントなど複数ある。外国人の表記ははなかなか統一できないのが難点)。カーラ・カスキンのテクストにユーモアたっぷりで人間くさいイラストレーションをつけてしあわせな気分にしてくれたのは The Philharmonic Gets Dressed だ。タイトル通りに、交響楽団の団員たち105人が、衣装に着替えて、金曜日の夜のコンサートに会場に行き、コンサートが始まるまでを、まさに get dressed という視点から追った絵本。

まず、楽団員たちはシャワーを浴びる。バスタブにつかるものもいるが、ほとんどはシャワーだ。シャワーヘッドは固定式。私は、イギリスの古びたホテルや大学の寮のシャワーが固定式で、しかも、水量が少なく、シャワーを浴びるのにたいへん苦労したことを思い出してしまった。楽団員のみなさんは固定式にけっこう慣れていらっしゃるようで、気持ちよさそうに、出勤前のシャワー・タイムを過ごしているが、私にとっては、ケンブリッジ大学の学寮のシャワーとバスはトラウマだ。バスタブにつかっている人たちは、歌をうたったり、本を読んだりしている。

お次は、身体を乾かす場面。大きいタオルや、小さいタオルで身体を拭いたあとは、下着を身につける。白いトランクス。縞々のトランクス。白のブリーフなどみんないろいろだ。そうそうその前に、男の人は3人を除いて全員ひげを剃る。2人はトリミングだけ、もう1人は、顔中に髭を生やしているため、剃る必要なし。この男性は、黄色い縞模様のタオルを使い、パンツも黄色だ。黄色が好きなのかしらね。そして、男も女も靴下をはき、さらにウールのソックスをかさねる寒がりさんもいる。

さて、男の楽団員は、みな脇にストライプの入った黒いズボンをはく。楽団員の制服ですね。45人が立ったままズボンをはき、47人がすわってズボンをはく。ベッドの上に寝ころんで、足を上げてズボンをはく人はどっちなのかしら? 一人だけフリルの付いた白いシャツを着ている楽団員がいるけれど、だれなのかしら? 着替えが終わると、男性は蝶ネクタイを結ぶ。つけネクタイをする人、口笛を吹きながらすいすい上手に結べる人、うまく結べなくてふくれっ面の人もいる。フリルがついたシャツを着た男性は、カマーバンドをして、白い大きなタイを結ぶ。

女性楽団員のドレスコードはそれほどきびしくない。黒であればブラウスとスカートでも、ワンピースでもいいらしい。アクセサリーもOKですよ。でも、ブレスレットは演奏の邪魔だからNG。

したくが調うと、外の寒さに備えてコートを着たり、帽子をかぶったり、マフラーをまいて出かける。おっと、その前に留守番をする、お母さん、お父さん、旦那さんに、奥さん、そしてペットの動物たちへ「行ってきます」のあいさつは忘れずに。

女の子(お父さんが出かけるのかな?)とネコとイヌの恨めしそうな表情が何ともかわいらしい。

楽器を抱えた楽団員がぞくぞくと会場に到着し、コンサートが始まるところでこの絵本は終わる。何回も何回も絵を読み返し、1人でにこにこして、うれしい気持ち100%。

 

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