わしこの読書日記

子どもの本や絵本について研究しているわしこの読書日記と身辺雑記。

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ヒルクレストの娘たち 1

ルース・エルウィン・ハリスの<ヒルクレストの娘たち>シリーズを読みはじめる。なかなか手が出なかった本。このシリーズは、第一大戦前後の10年間を、それぞれ4人の少女の視点で語った作品。

一作目の『丘の上のセーラ』は、4人姉妹の一番下のセーラの視点で語った10年間。物語がはじまるときには、セーラは7歳。すでに父を亡くしていたこの少女たちが、母の死に直面し、なんとか4人で「ヒルクレストの屋敷」を守っていこうとする場面からはじまる。続く二作目『フランセスの青春』は長女フランセス(17歳)の視点から語られているので、当時セーラには見えなかったこと、わからなかったことが補完される形で物語が進んでゆく。おもしろくて、やめられない。

同じできごとが、それぞれ違った視点で語られる手法も興味深い。とくにフランセスとガブリエルとの関係は、当然のことであるが、セーラの語りと当事者の語りでこちらが作りだしてゆく。さらに、ジュリア(『海を渡るジュリア』)、グゥエン(『グゥエンの旅立ち』)の語りでこちらの読みが修正されてゆくのであろう。先が楽しみ。

『海を渡るジュリア』が手に入らなかったので(アマゾンのユーストではなんと¥6800だった。その後覗いたら、¥3400に下がっていたが)、夫が図書館で借りだし、彼はすでに4册読了している。気に入った様子。

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*Comment

はじめまして。 

このシリーズは有名なんでしょうか?
つい最近まで知りませんでした。

アントニーの戦死を告げるあっさりとした文章が、とても悲しかったです。
イギリス版若草物語なんて言われてるので、もっと4姉妹の生活がメインかと思ってましたが、戦争の話がシリアスでしたね。
フランセスの印象が強烈だったので、2巻も気になります。

トラックバックさせていただきました。
  • posted by びー玉 
  • URL 
  • 2006.06/01 23:33分 
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びー玉さん:コメントありがとうございます。このシリーズはずっと品切れだったのですが、最近、復刊されましたよ。うちは夫婦でこの作品にはまってしまいました。去年の8月だったのですね。全巻お読みになると、まただいぶ印象が変わると思います。
  • posted by わしこ 
  • URL 
  • 2006.06/02 17:13分 
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