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2005.08/07 [Sun]
親に異議申し立てをする
ロバート・ウエストール『海辺の王国』(徳間書店)再読。引きずられて、未読だった『かかし』(福武書店)を読む。これはアマゾンの「ユースト」で手に入れた本。2003年に徳間書店から再刊され、そのとき訳文にも手が入っていることが判明したので、徳間版も購入することに決定(翻訳に気になる箇所があったので)。(T_T)
「思春期」や「反抗期」という言葉で括ってしまうおとなの側の無責任さを、ウエストールは告発しているのではないかと感じた。もちろんサイモンは、母という他者を受けいれるために、母の再婚相手を認めてゆくのであろう、しかし、サイモンの父(もと夫)に対する母親の気持ちは、サイモンにとってはきつすぎ、彼の孤独感や痛みは読むものにとってつらい。
再婚相手が「気に入らない」ことではなく、たぶん、もっともっと深いところからの親に対する異議申し立てではないかと思う。ただ「おとなへの嫌悪」という抽象的なものではなく、「ずるさ」「卑怯さ」「さもしさ」に対する子どもの側からの直感的な嫌悪感を、サイモンは抱いてしまったのではなかったろうか。すべてにおいて絶対者で、保護者で、尊敬すべき一番近しい人の実像が崩れたときのつらさをサイモンは一身に背負っている。
「思春期」や「反抗期」という言葉で括ってしまうおとなの側の無責任さを、ウエストールは告発しているのではないかと感じた。もちろんサイモンは、母という他者を受けいれるために、母の再婚相手を認めてゆくのであろう、しかし、サイモンの父(もと夫)に対する母親の気持ちは、サイモンにとってはきつすぎ、彼の孤独感や痛みは読むものにとってつらい。
再婚相手が「気に入らない」ことではなく、たぶん、もっともっと深いところからの親に対する異議申し立てではないかと思う。ただ「おとなへの嫌悪」という抽象的なものではなく、「ずるさ」「卑怯さ」「さもしさ」に対する子どもの側からの直感的な嫌悪感を、サイモンは抱いてしまったのではなかったろうか。すべてにおいて絶対者で、保護者で、尊敬すべき一番近しい人の実像が崩れたときのつらさをサイモンは一身に背負っている。
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