わしこの読書日記

子どもの本や絵本について研究しているわしこの読書日記と身辺雑記。

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『王への手紙』について

レポートの添削、採点の合間を縫って読んでいた『王への手紙』もあと少しで読了というというところまできた(といっても『王への手紙』だけを読んでいたわけではないけれど)。もう少しで終了というところまできて、気になるところがでてきた。

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おまえたちが、どうやってヤロをやっかいばらいしたか知らないが。おまえたちにおれの名前をもらしたのは、もちろんあいつだろ。(下巻P267)

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確かにここでは、「おまえたち」(ティウリとピアック)としたことの理由は解る。スルーポルは二人と対面しているからだ。しかし、彼の憎悪は、ティウリに向けられているのではないのか。さらに、「市長はおれが行くまで、おまえたちをつかまえておいてくれるはずだった。だが、おれが行ってみると、おまえとおまえの友だちはとんずらして」(p268)と続くのである。

ここでの二人称は、「おまえ」であって、「おまえたち」ではまずいのではないかという気がしている。難しいところだ。オランダ語の二人称も「単複同形」なのだろうか。
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