わしこの読書日記

子どもの本や絵本について研究しているわしこの読書日記と身辺雑記。

わらべうたの力

2歳児を持つお母さんのサークルで、「何か絵本についてお話を」と頼まれた(もちろん、ボランティア)。その打ち合わせに、2歳児をつれてお母さんがふたりやってきた。

ちびちゃんたちは、知らない家にきてなんだか落ち着かない様子だったが、そのうち慣れてきて、用意した絵本を読んでもらったり、ごろごろ遊んでいた。2歳の人にとっては、本もまだ「おもちゃのひとつ」である。なめたり、投げたり、ページをめくって楽しんだりしながら、本というものを理解してゆくのである。

『じゃあじゃあびりびり』と「ずっくぼんじょ」には、はっきり食いついてきたのがわかった。とくに、「ずっくぼんじょ」は、その唄を聞いたとたん、Sちゃんは、「ぴくっ」と身体で反応した。言葉が身体の中に吸収されて、全身で受けとめたということがわかった。理性的というより感覚的、動物的な反応であった。お母さんもびっくりしていたが、私にとっても感動的なできごとであった。

それから、私はSちゃんと「いっぽんばしこちょこちょ」で遊んだが、「も一回やる?」と聞くと、「うん」といって、何回も何回も楽しんだ。最初の数回は、「おてて出してごらん」というと、掌を上にすることができなかったが、しばらくするうちに学習した。わらべ唄には、遊びながら、自分の身体感覚を養い、高める力もあるのだ。

というわけで、昨日は、「この子のかわいさ」という沼津に伝わる「子守歌」をピアノで音を取りながら練習した。とてもいい歌だが、なかなかどうして思うようには歌えない。

*Comment

 

「ずくぼんじょ」は私も大好きなわらべうたです。春のおはなし会には必ずうたう定番の唄のひとつです。
 日本の子もりうたは、海外にくらべると暗いメロディですよね。でも歌詞には、子どもへの愛情が感じられるものが多くてじーんとしてしまいます。沼津の子もりうたは、どんな歌詞なのでしょう。いつか唄ってくださいね。
  • posted by ゆきな 
  • URL 
  • 2007.09/17 05:42分 
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ゆきなさま:季節外れなのに、歌ってしまいました。オフ会でも、歌いました。確かに、日本の子守歌は、マイナーコードで寂しい感じがしますが、私は嫌いではありません。「この子のかわいさ」の歌詞は、「千本松原よりもおまえがかわいい」というものです。たぶんご存じなのでは。
  • posted by わしこ 
  • URL 
  • 2007.09/21 05:05分 
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