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『テレプシコーラ』全10巻完結!

ときどき『ダ・ビンチ』を立ち読みしていたため、「千花ちゃん自殺」という衝撃的な出来事も知っていたのだが、やはり、一冊としてまとまったものを読むと、いろいろ考えるところがある。

大地くんが千花ちゃんの遺影を前にして泣いてしまう場面は、電車の中だというのに、不覚にも涙が出てしまった。そして、五嶋先生の「気が重かった」という、思いやりに欠けて冷酷とも思わせる発言に対する、「一緒に悲しんでくれる人があれば感謝こそすれ悪いなんてことは。でも…みんな親をおいて先にいかないでね」という詩織先生の言葉はじんと心にしみた。

「親をおいて先にいかないでね」、確かに。千花ちゃんだけでなく、いじめを苦にして自殺してしまった子どもたちに聞かせてあげたい。千花ちゃんいじめの張本人だったと思われる「高森真由子」は、千花ちゃんの「自殺」については、罪の意識どころか、痛痒すら感じていないことが、残酷にも知らされる。現実にいじめに荷担した子どもたちも「高森」的な心性もっているのだと言われたようで、私は幻想を打ち砕かれた。

でも、最後には六花ちゃんが「トゥオネラの白鳥」を踊ることで、千花ちゃんの死をのりこえて、創造者の道を見いだすところで終わってくれたのが救いだった。第2部はどう展開してゆくのだろう。

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NoTitle

千花ちゃんが自殺したって!?
かなり衝撃です。わたしはあまり熱心な読者ではなくてときどき単行本を買っていたのですが...そんなことになっていたとは。
千花ちゃんがわたしのなかで生きていたことにも驚いてしまいました。最近 「もし一作だけもっていけるならどの漫画にしますか?」と問いかけたとき その問いを投げ返され えっ!? わたしはどの漫画が好きなのだろう....と考えて出てきた答は 日出ずる処の天子 短編だったら白眼子でした。両方とも山岸涼子さんの作品...大島弓子さんや萩尾さんのではなかったのです。

山岸さんは人間の底の底まで 見てしまった方だと思います。....いつかゆっくりお話したいですね。講談社の少年少女世界文学全集 50巻 日本文学全集25巻が出てきてわたしホクホクしているのですよ。

あっ 今 孫息子がはじめて二音節のことばをしゃべりました。「ナナ(次女のこと) きて!!」 「ババ きて!!」

NoTitle

lucaさん:お久しぶりです。そうなんです。千花ちゃんはいなくなってしまいました。また、これで一部が完結です。二部はどのように展開されるのか、楽しみでもあります。

「世界」の方は出てこないのですか? ずいぶん昔、古本屋でとてもやすくでていたのを覚えています。あの時買っておけば…。

ほんとうに、お目にかかってお話したいですね。浦和でのコンサート、都合がつけば伺いたいと思っているのですよ。

世界も出てきました。
語りのテキストはもう探さなくても...と思うほど
たくさんのものがたり むかしばなしがあります。

わしこさんにきていただけたらうれしいです。

お会いしたら たぶん 一晩くらい 話すことが
あるでしょうね。最近の児童書はわからないので
示唆していただければ...と思います。

なかでもファンタジー...謎がいっぱい。
語りもです。ひとってなんなのだろう....
どこからきて どこに行くのだろう....
という永遠の問いかけの答えの片鱗が
ちりばめられています。



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