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新しい靴

私は「新しい靴」を買うときには、古い靴を履いていって、新しい靴を履いて帰ってくることにしている。古い靴は、感謝をして、お店の人に処分をたのむのである。

私のことをリアルに知っている人は、りんごのアップリケのついた黒いエナメルの靴を私が履いているのに気づいたかもしれない。履きやすくて、かわいくてお気に入りの靴だった。かかとも何回か交換している。しかし、さすがにくたびれてきた。「赤いりんご」もすり切れてきたし、最近では、歩いていると、直接土を感じるようになった。もうおわりだなと感じていた。幸い、あそこに行けば、同じ靴が手に入るという店を知っていた。

同じ靴が欲しかった。ここにゆけば、という心当たりもあった。しかし、半年ほど前に確かめたところ、その店はデパートの中だったのだけれど、撤退したことを知った。残念だけどしかたがない、そう思って、先週、もう一軒の店をたずねた。授業の帰りに吉祥寺で途中下車をした。久しぶりの吉祥寺は、少し様変わりしていて、お目当てのその店はなくなっていた。「あの時買っておけばよかった」と、後悔はいつもあとから。

方針を変更して、「銀座ヨシノヤ」で買うことにし、昨日は、某デパート内にあるヨシノヤに出かけた(「積立お買い物券」も満期になったので)。ヨシノヤの靴は「おばさん度」が若干高いが、探せばお気に入りも見つかるだろう。店員さんに「この靴の代わりになるものを」と伝えると、私の靴を見て、「まだ履けます」という。「きれいに履いているからもったない」とも言われた。そこで、思い出したことがある。3年ほど前にも、ヨシノヤで同じことがあった。そのときは、「直してあげるから」と言ってくださり、結局、そのヨシノヤで靴を買うことはなかったのである。

「靴を愛されているんですね」と店員さんに申し上げると、「そのように教育されています」とのことだった。そういえば、吉祥寺にもう一軒「靴を愛している靴屋さん」があったが、いつの間にか別の店になっていた。お気に入りの靴を何回も直してもらったものだった。

自分の売っているものに誇りと愛を持っているのはとても美しい。一流といわれる店には、ちゃんとその理由がある。でも、矜持を抱いて、きちんとした仕事をしているにもかかわらず、小さい店が撤退せざるを得ない状況には胸が痛む。

私は昨日、あの「りんごの靴」に別れを告げて、新しい靴を履いて帰ってきた。大事に大事に履こうと思う。

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え!!??
あの赤いりんごがメインの黒い靴ですよね??
あの先生の靴、あたしも本当にかわいいなあって思ってたんです…残念↓
「良い靴はいい所に連れて行ってくれる」って私は思うので、靴にはあたしも気合入れてます!!!

ふさよさん:そうです。あの靴です。私も残念です。

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