2006.08/22 [Tue]
Gedo Senki ル=グインのHPより
ル=グインの公式HPに映画『ゲド戦記』の感想がアップされた。彼女がこの感想を書いたのは、アメリカでのちいさなプレミア試写会のあと吾郎監督に求められた感想の一部が、彼のブログで公にされたことが原因らしい。しかも、吾朗監督は自分に引きよせる形で「都合よく」彼女の言葉を紹介したのである。"Did you like the movie?"と問われて、彼女は次のように答えたという。
Yes. It's not my book. It is your movie. It is a good movie.
この"Gedo Senki"と題されたエッセイで、ル=グインは、試写会後のきわめて個人的な関係の中でなされた言葉のやりとりの真意を、ひじょうに冷静に述べている。"No"と異議を唱えるには、ふさわしい場でもなければ、言葉を尽くすほどの時間もなかったのは、お互い了解していたであろうに。
駿監督が映画作りに関わるということで、映画化を認めたにもかかわらず、作品には彼がまったく関わっていないことについての失望や怒りも感じられる文章だ。期待していただけに、彼女の失望感が痛い。私としては、<『シュナの旅』原案 宮崎駿>の意味がようやくわかったような気がする。何とか「駿」の文字を入れることで、つじつまだけは合わせようというむなしい努力だったのか。
内容についても、無意味に垂れ流されるお題目と映像の一貫性のなさへの疑義、アレンの父殺しに対する疑問、アニメーションの見せ場が「暴力シーン」の多用についての批判と「肌の色」への疑問など、私は彼女の感想にとても納得できる。
第二次創造物としての映画のあり方は認めているものの、作品とその読者への敬意が払われていないという言葉に、スタジオ・ジブリは、どう応えるのか。じっと見ていようと思う。
Yes. It's not my book. It is your movie. It is a good movie.
この"Gedo Senki"と題されたエッセイで、ル=グインは、試写会後のきわめて個人的な関係の中でなされた言葉のやりとりの真意を、ひじょうに冷静に述べている。"No"と異議を唱えるには、ふさわしい場でもなければ、言葉を尽くすほどの時間もなかったのは、お互い了解していたであろうに。
駿監督が映画作りに関わるということで、映画化を認めたにもかかわらず、作品には彼がまったく関わっていないことについての失望や怒りも感じられる文章だ。期待していただけに、彼女の失望感が痛い。私としては、<『シュナの旅』原案 宮崎駿>の意味がようやくわかったような気がする。何とか「駿」の文字を入れることで、つじつまだけは合わせようというむなしい努力だったのか。
内容についても、無意味に垂れ流されるお題目と映像の一貫性のなさへの疑義、アレンの父殺しに対する疑問、アニメーションの見せ場が「暴力シーン」の多用についての批判と「肌の色」への疑問など、私は彼女の感想にとても納得できる。
第二次創造物としての映画のあり方は認めているものの、作品とその読者への敬意が払われていないという言葉に、スタジオ・ジブリは、どう応えるのか。じっと見ていようと思う。

ゲド戦記観てきました。
昨年度の前期に、Y大学の児童サービス論でお世話になりました。
ゲド戦記、期待してはいけないと思いつつ観にいってきました。
感想なのですが、
ゲドとテナーの声はとても心地よかったです。
それと、アレンの馬はとても愛らしいと思いました。
でも。
よく分からないまま終わっちゃったな、そう思いました。
なんだか、残念です。
どきどきはするけれど、わくわくはしなかったような。
起承転結も、はっきりしてなかったし、
いまいちアレンに感情移入もできなかったし。
というか、結局主人公は誰だったんですか、と誰かに確認したくなりました。
ゲド戦記のパロディとして、個人的に楽しむために作ったものなら別として、
スタジオジブリとして公開するのは、どうなんでしょうか。
おこがましいかもしれませんが、原作者に対して申し訳ない気持ちもします。
そして、ナルニアは映画公開後貸出し冊数が飛躍的に伸びたのですが、
ゲド戦記を観て来たから、原作の本を借りたい、と言う子供の姿を、
まだ一人も見ていません。
なんだか、とっても微妙な心持です。
では、失礼いたします。
まだまだ暑い日が続きます。
先生におかれましては、お体にお気をつけてください。