2006.07/12 [Wed]
課題図書の選択
レポートの締め切りが近づいているので、朝起きると、まずパソコンを起動し大学に入り、レポートの着信を確認する。可能なものは速やかに添削することにしている。資料を読み直したり、作品にあたったりしなくてはならないものもあるからだ。レポートのための課題図書はかなり広い範囲を網羅しているが、学生がレポートの題材に選ぶ課題図書にはばらつきがある。今期は圧倒的に「ナルニア国物語」が多い。いままでも「ナルニア」を選ぶ学生は多かったが、今期はとくに多いのである。映画化効果であろうか? たぶん。
ところが、「ナルニア国物語」で出てくるレポートが総体的に出来が悪いのである。おそらく、映画化されたから、いろいろ話題になっているから「『ナルニア』だったら何とかなる」と安易に選んだ結果だろう。「ナルニア」でレポートを出したほとんど(出来の悪いレポート)からは、作品を楽しんで読んだ、という気持ちが伝わってこないのだ。作品を楽しんで読んでいないから、「宗教性」「子どもの想像力」「子どもの読み」などという視点から論じることになる。作品とレポート制作の間に「自分」が介在してこないのである。自分の問題意識を深めることができないまま、既製の「ものさし」で論じようとし、ただの解説、あらすじの紹介になっている。
子どもの本を楽しむことができなくては、子どもの読書生活に関わろうとする仕事など選ぶべきではない。
「児童文学なんておとなが読むものではないと思っていたのですが、読んでみたらとてもおもしろかった」という学生が、一学期に何人か出てくるが、このような学生がいてくれるから、添削もがんばろうという気持ちにもなるのである。
ところが、「ナルニア国物語」で出てくるレポートが総体的に出来が悪いのである。おそらく、映画化されたから、いろいろ話題になっているから「『ナルニア』だったら何とかなる」と安易に選んだ結果だろう。「ナルニア」でレポートを出したほとんど(出来の悪いレポート)からは、作品を楽しんで読んだ、という気持ちが伝わってこないのだ。作品を楽しんで読んでいないから、「宗教性」「子どもの想像力」「子どもの読み」などという視点から論じることになる。作品とレポート制作の間に「自分」が介在してこないのである。自分の問題意識を深めることができないまま、既製の「ものさし」で論じようとし、ただの解説、あらすじの紹介になっている。
子どもの本を楽しむことができなくては、子どもの読書生活に関わろうとする仕事など選ぶべきではない。
「児童文学なんておとなが読むものではないと思っていたのですが、読んでみたらとてもおもしろかった」という学生が、一学期に何人か出てくるが、このような学生がいてくれるから、添削もがんばろうという気持ちにもなるのである。

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