わしこの読書日記

子どもの本や絵本について研究しているわしこの読書日記と身辺雑記。

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日フィルコンサート

今日もポワント・レッスンはパスし、通常レッスンのみを終えてMMホールへとむかう。あまりによい天気だったので傘を忘れ、バレエの稽古を終えて外に出たら雨が降っていた(しかし、洗濯物は青空の中、しぶしぶ部屋の中に入れてきたのだけれど)。そして、小やみになった雨の中を駅まで走ったのである。

そんなわけで「つかれた、ねむい、おなかへった」という三重苦での演奏会だった。しかし、音が鳴りだしたとたん、こちらも「シャキッ」となってしまうほど迫力のある演奏だった。

メンデルスゾーンのコンチェルトを弾いた女性は、硬質で知的な音を響かせて、19歳とは思えないほどのおとなな演奏で観客を堪能させた。「春の祭典」を生で聴くのは初めて。バレエ音楽というより、演劇的な音楽のように私には聴こえる。

コバケンが日フィルを振るときには、アンコールはたいてい二曲あり、今日もその例にもれず、「スラブ舞曲」と「夏祭り」(コバケン作曲)であった。しかし、彼の振る「舞曲」ではきっと踊れないと思う。以前にもよく「ハンガリー舞曲」をアンコール・ピースで聴いたことがあるが、あのねちこい音でどうやって踊るの、とつっこみを入れたいほどだった。「モルダウ」は淀んでいるし(とてもとてもゆっくりと流れている、というべきか……)。でも、コバケン好きです。

ところで、コンサート・マスターのKは、いつも楽団員がみんな着席してからおもむろに入ってくる。私は、このKの尊大さが好きではない。先日退団した大川内先生は、楽団員のみんなと一緒にざわざわ入ってきて、「さぁ、きょうもやろうね」という感じで、「ラ音」を響かせていたのである。時には、最前列に知った顔を見つけて挨拶していたこともあった(これは東京芸術劇場での話)。あのさりげなさというか、フレンドリネスが日フィルのキャラクターでもあると思うのだが。ゲスト・コンマスが拍手を浴びながら入ってくるのは許す。
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