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2006.05/13 [Sat]
変人って? 『フランス反骨変人列伝』を読む
非常勤先のK大学で一緒になる先生から、ご著書『フランス反骨変人列伝』(安達正勝/集英社新書)をいただく。フランス正史にはほとんど登場することのない、いわゆる変わった人たちを紹介している著作である。自分の妻を「公式寵姫」に遇されたことに異議を唱え、時の王と対決したモンテスパン侯爵。社会に復讐するために犯罪を犯し、獄中で詩を発表するなどして話題をさらった「困った変人」のラスネール。しかし、なんといっても死刑執行人のサンソンの生涯には、深く心をえぐられるものがあった。
膨大な資料から取捨選択されたものを、抑制された筆致で語られたそれぞれの人生は、物語を読むのとはまた違った想像力を刺激される。筆者によって差しだされたそれぞれの人生の有りようが、読み手に読まれることによって完成されるために、作者にあやつられ束縛されることなしに、それぞれの人生や人間を直に感じることができるからだろうか。物語の場合は、主人公の人生や人間に対して作者が作りだす強靱な「思い」にとらわれ、軌道修正を迫られ、作者の「解釈」に収斂されてゆくこともあるからだ。
「十分な状況証拠がある場合は資料と資料の隙間を埋めるために推理もするが、それは、筋を作るためではなく、より真実に迫るためである(あとがき)」という筆者の、歴史に生きた実在の人物に誠実に向きあおうという姿勢に、対象人物への「愛」も感じられる。
私たちが、「私」を貫こうとしたら、多かれ少なかれ「変わっている」ということになる。だから、ここに書かれた人たちがどれほど変人であろうと、共感できる要素はどこかしらに見つけられるのである。
膨大な資料から取捨選択されたものを、抑制された筆致で語られたそれぞれの人生は、物語を読むのとはまた違った想像力を刺激される。筆者によって差しだされたそれぞれの人生の有りようが、読み手に読まれることによって完成されるために、作者にあやつられ束縛されることなしに、それぞれの人生や人間を直に感じることができるからだろうか。物語の場合は、主人公の人生や人間に対して作者が作りだす強靱な「思い」にとらわれ、軌道修正を迫られ、作者の「解釈」に収斂されてゆくこともあるからだ。
「十分な状況証拠がある場合は資料と資料の隙間を埋めるために推理もするが、それは、筋を作るためではなく、より真実に迫るためである(あとがき)」という筆者の、歴史に生きた実在の人物に誠実に向きあおうという姿勢に、対象人物への「愛」も感じられる。
私たちが、「私」を貫こうとしたら、多かれ少なかれ「変わっている」ということになる。だから、ここに書かれた人たちがどれほど変人であろうと、共感できる要素はどこかしらに見つけられるのである。
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ユニーク
.....とわたしはよく言われます。が、あまり喜びません。ユニークとは日本では誉めことばではないからです。(.....よくやりますね...わたしにはついていけませんが...)という内心の声が聞こえてきます。.....もしかしたら わたしは素直ではないのかな。
ちかごろは いいえ わたしはとってもスタンダードです
と答えることにしています。相応の年齢がきたから妥協できるって
ものではありません。
わたしはことに 語りについては本流中の本流だと信じています。
語りとは今を生きるものです。
筋をとおすことが変人なら それもよいですね。
読んでみたくなりました。