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やられた! 『カフーを待ちわびて』

「第一回日本ラブストーリー大賞」に選ばれた『カフーを待ちわびて』を読了。午前3時過ぎに目覚めてしまい「これはまずい」と、二度寝のためにと思って、この作品を手に取ったのが間違いだった。二度寝どころか面白くて、やめられなくて、一気読みしてしまった。これは私が買った本ではなく、夫がさりげなく「ハイ」って渡してくれたもの。

もったない! もっとじっくり楽しみたかった! 途中から「これは面白い」から、先を急がすに、じっくり読むのだぞと言いきかせて、右ページを読んでいるときは、左ページを隠していた。

沖縄の与那喜島が舞台である。主人公の明青は祖母から受けついだ島の万屋を経営しながら、のんびりと暮らしている。一度だけ、出かけた北の島で、絵馬に「嫁に来ないか。幸せにします」と書いた。しばらくすると、幸と名乗る清楚で美しい女性が明青のもとを訪れ、「よろしくお願いします」といって明青の一人暮らしの家で暮らしはじめるのである。まるで、「絵姿女房」のような始まりだ。たしかに、おとぎ話のようなラブストーリーである。

最後の最後まで引っぱってゆくストーリーの構成力はすごい。また、沖縄=心やさしき人々の住む地というステレオタイプにも依拠することなく、小さな島が生き残ってゆくには、「観光産業」に身売りする現実も見せている。でも、やはりおとぎ話的な幸福感はある。

幸をはじめとして明青の周りにいる人たちもすてきだ。明青の人間でない友人の犬もいい。隣に住む巫女のおばあも魅力的だ。

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わしこさん、こんばんは。今、全然本が読めていないのですが、おもしろそうだなーとメモメモです。お仕事以外は目を休めていないと、下手すると頭痛になるので、少しお楽しみの読書はお休みなのですが、こういう素敵な書評を読むと、まだみぬお宝本にうれしくなります。
海の近くの町へ行くのも、少しずつ慣れてまいりました(^^)

SHさん:コメントありがとうございます。ホントにやられてしまいました。私も、ひさびささのエンタティメント読書でした。品川まで歩く途中、学生にも語っちゃいました! 

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