わしこの読書日記

子どもの本や絵本について研究しているわしこの読書日記と身辺雑記。

ストーリーテリング講座

櫻井美紀先生のストリーテリング講座の最終回に出かけた(第二期)。体調すぐれず(春の憂鬱?)、めげそうになったが最後まで参加。最終回は受講生の語りの発表だった。何も準備できていなかったのも体調不良の原因か。これは明らかに宿題をやっていかなかった小学生のようだ。

アニタ・ヒューエットの動物物語集 The Puffin Book of Animal Stories から「斑点をなくしたヒョウ」を思いだしだし語った。なんだかすっ飛ばしたところもあるが、途中、櫻井先生ほかみなさんの笑い声や表情に助けられてなんとか「おち」をつけた。最初「斑点」を「半纏」と聴き、「?」だった人もいらしたようだ。原文では "There were ninty-eight, sooty black on his soft yellow fur " ときちんとあるのにとばしてしまった。せっかくだから「語り」にまで高めてみたい。

その他の受講生のみなさんはとてもよかった。とくに「とっちんやのばば」(『昭和遊女考』)と「しっぺい太郎」(『桃太郎・舌切り雀・花さか爺』)を語った方はすばらしかった。

先生のお弟子さんが「ごろはちだいみょうじん」(絵本『ごろはちだいみょうじん』 福音館書店)を語ってくださった。ずっとずっとむかし、絵本を買い始めた大学生の頃、気に入っていた絵本で、地元の友人たちには不興を買った覚えたての関西弁で、よく友人に読み聞かせていたことを思い出した。

中川正文氏の使っている言葉は「男言葉」らしく、彼女は「女言葉」に語り直したとのこと。そうか、こんなこともストーリーテリングになるのだと感心した。情けないことに土地の言葉を知らないものには、「男言葉」であるか「女言葉」であるかもわからないのである。

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