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ビナードさん『出世ミミズ』

アーサー・ビナードさん『出世ミミズ』(集英社文庫)を再読。どれを読んでも、新しい発見や驚きで感心してしまう。ビナードさんは、詩をつくるだけでなく、俳句をひねり、書道にいそしみ、謡を習っている。彼のこのような日常から照射してみせるエッセイが面白くないわけがない。

斉藤孝のベストセラー『声に出して読みたい日本語』の解説の言葉を、謡をうたいこんでゆくなかで獲得した「身体感覚」をもって批判するあたりはすごい。あれは「著作権切れのもの」ばかり集めて、大いに印税を稼いだものだと、あんまりいい感じは持っていなかったのであるが、収録された作品に対する「愛」もなかったのだなぁ。

来週末には「朝カル」で、ビナードさんの公開講座がある。楽しみ。

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