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シンデレラ・サイクル

木曜日の「英米児童文学」で、「シンデレラ・サイクル」と称して「シンデレラは何をもってシンデレラか?」というテーマで授業を展開した。ペロー、グリムの「シンデレラ」の相違はもちろんのこと、「イグサの頭巾」「ネコ皮」など、一見(一読)「シンデレラ」とは分類しにくい作品も紹介した(とはいえ、AT分類にはきちんとシンデレラ話型とされている)。「粟福米福」「イグサの傘」を語り、「ネコ皮」は英文でさらっと読んだ。

その後、ERICでシンデレラ・サイクルの絵本などを紹介した論文(というよりむしろ書誌)を見つけ、さっそく★マゾンをのぞき、購入することにした。エド・ヤングが最古のシンデレラといわれる「葉限」を絵本にしていることも発見した。さて、どんなふうに料理されているのか楽しみである。

ペローの「シンデレラ」をどう料理して絵本化したかという絵本も楽しいが、それぞれのお国柄がしのばれる『エジプトのシンデレラ』『アイルランドのシンデレラ』なども興味をそそられる。しかし、件の論文には、私がアメリカやカナダで見つけたお宝「シンデレラ絵本」が何冊か欠けていたし、シンデレラを基にした物語やおとなのための著作に関しても徹底的に網羅しているとは言い難い。

しかし、授業を終えてからいろいろ発見するというのも、「泥縄」(というより「泥棒を逃してしまってから、縄の素材を探しに行く」)式のように見えて情けないが、「昔話の絵本化」というテーマでの授業をする予定もあるのだった(こちらは、司書科目)。
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ナビちゃん

仕事先に行くのにナビちゃんを設定したのだが、昨日は、その指示にはことごとく反抗し、「あんたの言うとおりには行かないの」と言い聞かせながら車を走らせた。高速に入れば、入ったとたん次で降りろと指示するし、いつも使うインターを出たところで「右折」しようと思えば、1.6㎞先を「左折」と言い出す始末。「ちょっとおかしくなったんじゃないの?」と本当に不安になった。しかし、彼女のいうことも聞いてみるのも方策ではと思いつつ、とりあえず、往きは通い慣れた道を使った。

雨で慣れない道を走るのはちょっと躊躇したけれど、帰りはナビちゃんの指示にしたがって、学校の下を突き抜けて走る比較的新しい道路を、大丈夫かなと思いながらいつもと反対方向に車を走らせた。結局、「なるほど、ここに繋がっていたのね。うん。おまえは賢い!」とるんるん気分で帰ってくることができた。途中、高速手前のちょうどいいタイミングで「★㎞先渋滞が発生しています」という情報をくれたので(どこのあたりで渋滞なのかも解っていたし)、高速に入ることができたのもよかった。

ナビちゃんは賢かった。来週はちゃんと言うことをきくからね。

パドラック・コラムの「北欧神話」再話

今年度の英文科2年生の「演習」ではコラムの Nordic Gods and Heroes を講読している。久しぶりにじっくり読みながら、またもやコラムの再話にワクワクしている。神話を専門に研究しているわけではないから、ちゃんと『エッダ』を読んだことはないけれど(英語訳をさらりと)、北欧神話には強い魅力を感じている。神々がドワーフたちからの贈り物として手にする「ミヨルニル(鎚)」「ドラウプニール(腕輪)」やカラスの「フギン」「ムギン」やオーディンの放浪の旅やユグドラシルに貫かれたその世界観などのことを思うと心がいたく、かつ、心弾むのはなぜだろう。

ギリシア神話も好きだ。けれど、白鳥に変身したり、黄金の雨となって女性を求めるあの女好きなゼウスよりも、片眼を犠牲にしてまで人間のために知恵を授かったオーディンの孤高性とストイシズムにより深く共感する。

多くの神話や伝説は、ゲーム・クリエイターらによってバラバラに解体されてしまったいう苦言を耳にするが、いやいや、本編の面白いこと。かなりのゲーマーだった学生が、オリジナルの物語のおもしろさに心奪われ、文学のよろこびを再認識したという経験を話してくれた。物語のおもしろさを感じていれば、大学生になっても活字に戻ることが可能であるとの認識を得た。

『銀の匙』を中学校の3年間でじっくり読むという授業を展開した、もと灘中学校・高校教諭だった橋本武先生に取材した『奇跡の教室:エチ先生と『銀の匙』の子どもたち』(小学館)を読んだ。このような授業が「奇跡」とされることに、今の教育の問題が透けて見える。

文中のコラムで、著者、伊藤氏貴が、斎藤孝へ「『銀の匙』以外でじっくりと読んでいきたい本は?」と問いかけているが、斎藤孝は小学生には『坊っちゃん』、中学生には『罪と罰』、高校生には『ツァラトゥストラ』をと答えている。「こいつ、ホント、何も解ってねぇ。★★か!」 と思ってしまった。しかも、彼からは現代文学を読んでいる気配を感じられない。

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