スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日本語の問題

問1:以下の文章を読んで何について語っているのか考え、下線部の意味を具体的に説明してください。正解者にはささやかなプレゼントをいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
……は、熟練した航海の技術とすばらしい船に依存していた―この船は征服前のヨーロッパでの偉大で実用的でまた芸術的な達成の一つであった。どちらかの先端が船首に盛り上がる龍骨材の上にのった重ね接ぎの船(重ね合わせた板を鉄釘でつなげた)は、船が美しくもあれば、また荒波の中でも非常に柔軟だった。それは戦闘用の船の覆いをした甲板の両側にたぶん十五人か十六人ずつが座った漕手と、四角な帆とで推進された。精巧にカーブした船首は、竜骨でよりもより多く彫像で飾られ、戦士らの色塗りの楯が手すりの上には列をなしてかけられた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このように、一見日本語を装った文章がそこかしこに見つけられる著作(翻訳)なのだが、これをすぐれた入門書として紹介している御仁もいる。こんな日本語を読まされるのはたまらないと思うのは私だけか? 「読書嫌いにさせる本」として強く推薦する。

この部分は、イントロダクションであるが、本体も文体に一貫性がない。こんな本を編集してしまった(大御所だからひとことも口を出せなかったのか)編集者の責任は大きい。

注:引用元はあえて公開しません(どうしても知りたい方は、個人的にお知らせ下さい)。
 
スポンサーサイト

推理小説に出てきた「ヤバイ」司書

相場英雄の『みちのく麺食い記者・宮沢賢一 奥会津三泣き因習の殺意』(小学館文庫)に、とんでもない公共図書館員が登場する。エンタテイメント小説にいちゃもんをつけるのも如何なものかとも思うのだが、細部に正確さやリアリティがあってこその「フィクション」であろう。

そこに登場する痩せた中年の女性司書は、主人公の宮沢賢一に郷土資料室(書庫)に案内し、目当ての資料の閲覧者を教えてしまうのである。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
司書は書物の表表紙についた整理番号を見た。
「この本を閲覧した人をデータベースで検索しましょう」
司書は棚の間から出ると、書庫の入り口近くの古いパソコンのキーボードに向かい、整理番号を打ちこんだ。(p152)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このようにして、彼は殺人事件に関する重要な情報を手にするわけだが、これは、図書館人として禁忌行為である。さらに、この女性司書は(司書と書いているぐらいだから、専門職であるとの知識は作者にはあったのだろうが)、禁帯出の本まで貸し出してしまう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「この本、お借りできませんか?」
「書庫の本は原則貸出禁止です」
「そうですか……」
「でも、記者さんなら特別にお貸ししてもいいですよ。ただし、予備の本が一冊しか保管されておりませんので、丁寧に扱ってください」
 司書は素早く書籍をめくり、ページに抜けや破れがないかを確かめた、その後、頬を赤らめながら、本を宮沢に差し出した。(p154)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この司書がなぜ頬を赤らめたのかというと、彼女はこのダンディな宮沢に参ってしまったからである。なんと、私情で、「原則貸出禁止」の本を貸してしまうのである。あーあ。

何かを判断するときには自分の限られた知識や情報の中でするしかないが、この図書館員像から自ずと作品の価値も知れる。宮沢賢一も浅見光彦の二番煎じのようだった。

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

月別アーカイブ

最近のコメント

プロフィール

わしこ

  • Author:わしこ
  • 無断転載ご遠慮ください。
FC2カウンター
最近の記事
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。