わしこの読書日記

子どもの本や絵本について研究しているわしこの読書日記と身辺雑記。

『Kim』読書会

恒例のKim読書会のメニューは以下の通り。●タマネギ丸ごと煮●魚介類のサラダ(サーモン、タコ、エビなど)●鶏もも肉の自家製味噌焼き(青ネギ)●野菜たっぷりアジのつくね汁●ラ・フランス/山形の富貴豆/川根茶●スパークリングワイン/純米酒丈径(たけみち)ほかKimは8章に入り、ようやく半分をこえた。解らないところは、読了後、斎藤兆史先生訳による『少年キム』で確かめようということになっているが、件の書籍は、どうやら...

「パーソナルストーリー」について思うこと

先週末は、語り手たちの会主催(代表櫻井美紀)による「テラブレーションIN桐生」に出かけ、多彩な語り手たちの多彩なプログラムを楽しんだ。語りの舞台には大きな柚の木がしつらえられ、幕間に「〆張り」の酒粕を使った極上の甘酒が振る舞われるという、心のこもったおもてなしには、会員のみなさまの語りに対する意気込みが感じられ、感激した。(「テラブレーション tellabration」とはtellingとcelebrationを合わせた造語で、...

???

授業で、笠原政雄さんが語った「ちくりんぼう」(「三枚のお札」の類話)を紹介した。このお話は、山姥が、自分の頭の中に、ムカデやカナヘビ(トカゲ)を飼っていたり、小僧のおしっこを「つうつう」と飲んだりするところが特徴的だ。ちなみに、小澤俊夫さんの『日本の昔話』に収録されている「三枚のお札」も笠原さんの語りを基にしている。翌週の授業では、昔話の残酷性についてお話しし、さらになぜ「ちくりんぼう」の山姥が、...

岩村暢子『普通の家族がいちばん怖い』

岩村暢子さんの『普通の家族がいちばん怖い』(新潮社)を読んだ。副タイトルに<徹底調査! 破滅する日本の食卓>とあるように、230世帯への「正月とクリスマスの食卓」の聞き取り調査をまとめたものである。18歳と14歳の少年が、サンタクロースに自分のほしいものを伝える手紙を書くという冒頭のエピソードを読んで(手紙を書く彼らは、おそらく母親の「ノリ」に一緒にノッて、ちゃっかりプレゼントを貰っているのだろうが)、...

冬近し

MMホールへ、日フィルコンサートに出かけた。久しぶりのコバケンだ。プログラムは、グリークのピアノ協奏曲とベートーベンの7番。どちらも、コバケンのうなり声が、不協和音として聞こえるほどの熱演だった。7番は、TVドラマ「のだめカンタービレ」のテーマで使われていたあの曲である。雄々しく華やかだ。今日も、ピアニストとシンバルとティンパニにくぎづけになった私である。行きの電車の中で、「ふわっ」とナフタリンのに...

ちいさなかがくのとも『おでこにピツッ』

三宮麻由子さんの『おでこにピツッ』がステキだ。風の向きが変り、男の子の「おでこにピツッ」と雨粒があたって降りはじめたにわか雨(夕立かな?)がやむまで、その間の雨の音を絵本にしたものである。雨がやんだあとにできた水たまりには雀が遊び、空には夕焼けが広がって、雨のあとの「におい」まで感じられる。この絵本は、2006年6月に「ちいさなかがくのとも」の一冊として出版されている。絵は斉藤俊行さん。降りはじめは、...

ラグビーは…

秩父宮ラグビー場へラグビー観戦(トップリーグ)に出かけた。ラグビーを生で見るのは、これで2回目。10年ほど前にニュージーランド戦を見た時にも教えてもらったのだろうが、すっかり忘れていた。ボールは前に投げてはいけないこと。斜めのラインでボールがつぎつぎとトスされてゆくのはわくわくする眺めなのだが、なかなか続かない。すぐにタックルされ、つぶされてしまう。スクラムの中では、ボールがどこにあるのか見えない。...

読書週間

10数年前、H市から東京にやってきてびっくりしたことがあった。最初の1年は勝手がわからず、どこに行くのにもめったに車は使わず、とくに仕事には公共交通機関を利用していた。週に1回の非常勤先には、東横線や東海道線で出講していたのであるが、乗客のほとんどが車内で本を読んでいたことに驚いたのだった。東京の人って「読書家」なんだって思ったりもした。私も、始発から乗った東海道線では、予習をしたり本を読んだりしてい...

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