わしこの読書日記

子どもの本や絵本について研究しているわしこの読書日記と身辺雑記。

最近の読書(昔話)

E=ラーニング大学の授業で「昔話」に関するレポート課題を出した。昔話分析、類話比較、昔話解釈などさまざまなアプローチがあるが、受講生は四苦八苦のようで、「再提出」に嫌気がさして「だんまり」を決めこんだままの学生もいる。出してくれなきゃ単位出せないんですけど…。昔話に関しては、小澤俊夫先生の「昔話大学」「昔話大学再話コース」で学んだことが「財産」(授業のネタ)となり、さらに継続的に自分でも文献を読んで...

「イチロー」と「タロー」

最近、政治のことにはなるべく目を向けないようにしている。とくに、小泉政権以降、理不尽なこと(イラクへの自衛隊派遣、郵政民営化におけるわがまま解散)が多すぎるからだ(自民党をぶっ壊すと言った純「イチロー」にちょっとでも期待した私は大馬鹿ものである)。純「イチロー」は、将来「まれに見る愚相」と評価されるであろうと思っていたが、それに輪をかけた総理がでてきた。「国民投票法」の提出、成立に大きく「貢献」し...

続『ピーターラビットのおはなし』の翻訳

『読売新聞』の件の記事が、ネット上では「マグレガー」に訂正されていることを鈴木宏枝さんに教えていただいた。ありがとうございます。できれば、『日本農業雑誌』に連載された「悪戯な小兎」の全文を読みたいと思うので、何とか方法を考えている。なんとかならないかしら。ところで、『日本農業雑誌』を発行していたのは、津田梅子の父上である津田仙であることを、教えていただいた。昨日、リアル大学で「『朝×新聞』の記者っ...

『ピーターラビットのおはなし』の翻訳

『ピーターラビットのおはなし』の日本語初訳の年が修正された。今までは、大正7年に出版されたもの(雑誌『子供之友』、1918年)が本邦初訳であるとされていたのだが、さらに早く、明治39(1906)年11月に、『日本農業雑誌』に「お伽小説 悪戯な小兎」(6ページ分)として掲載されていたことが、河野芳英氏らの調査の結果、解ったそうである(『読売新聞』5月9日夕刊に掲載された記事から)。日本語訳は、なんと原書出版の4...

「ちくりんぼう」を語る

一年生のクラス(大学生です)で「ちくりんぼう」を語った(読んだ)。笠原政雄さんの『雪の夜に語りつぐ』(福音館書店)に収録されているものだ。この作品は「三枚のお札」の類話で、その起源は、『古事記』の「イザナギの黄泉の国訪問」のエピソードにまで遡ることができる。笠原さんの「ちくりんぼう」のおもしろさは、なんといっても、「グレート・マザー」あるいは、「母なる自然」を連想させる山姥にある。頭の中にはムカデ...

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