わしこの読書日記

子どもの本や絵本について研究しているわしこの読書日記と身辺雑記。

子どもと絵本を楽しむ

悲しいかな、身近に幼い子どもがいないので、いつもいつも子どもたちと絵本を楽しむことができない。でも、たまにチャンスに恵まれることもある。昨日のお稽古は、Aさんが特別参加(ありがとう!)。私は、ポワントが足に合わず、お稽古は「?」だったが、Aさんが連れてきたお子さんと絵本を読むというチャンスに恵まれた。お子さん(Eちゃん)が幼稚園からもらってきた「こどものとも」の最新号『わたしのかさはそらのいろ』だ。E...

見られてる!

授業のレスポンス・カードに「先生、土曜日、XXですごく酔っていましたね。無事に帰れましたか?」というものを見つけた。確かに土曜日は、コンサートのあと、食事をして(お酒もいただいて)帰りました。そんなに酔ってたかしら? ショック!! そのショックもさめやらぬまま、7限のクラスにいったとたん、「先生、先週、国一(桜田通り)走ってわたったでしょ」と、ちょっと詰問口調で確認される。はい、確かに、横断歩道もな...

日フィルコンサート

今日もポワント・レッスンはパスし、通常レッスンのみを終えてMMホールへとむかう。あまりによい天気だったので傘を忘れ、バレエの稽古を終えて外に出たら雨が降っていた(しかし、洗濯物は青空の中、しぶしぶ部屋の中に入れてきたのだけれど)。そして、小やみになった雨の中を駅まで走ったのである。そんなわけで「つかれた、ねむい、おなかへった」という三重苦での演奏会だった。しかし、音が鳴りだしたとたん、こちらも「シャ...

I Spy絵本

I Spy Year-Round Challenger: A Book of Picture Riddles を楽しんでいる。この絵本は『ウォーリーをさがせ』(フレーベル館)『にたものランド』(徳間書店)系の「探して楽しむ絵本」である。オモチャや木の実、石ころなど小さなものが丁寧にレイアウトされた写真ページ(PP8-9:一月の章)から、指定されたものを探す。しかし、一行目からすでにつまずいてしまっているのがちょっと悲しい。I spy three walnuts, four almonds,...

遅刻すること

私はどの授業でも「遅刻者は入室しない」を、授業に参加するもののルールの一つとして尊重してもらっている。とくに50人を超える講義形式の授業では、遅刻者には、お帰りになってもらうこともある。ばらばら入られたら、私も学生も集中力がとぎれてしまうし、絵本を読んでいたり、物語を読んでいたら、その場の雰囲気がぶちこわされてしまうからだ。したがって、「列車の遅延」などの「正当な理由(であると学生には思えるらしい)...

研究会の夕食

学校図書館研究会の方は、脱落したので料理人に徹することになる。ときどき、「戦後学校図書館の歴史」を小耳に挟みながら、台所で料理。雨にめげて、買い物にゆくのを断念したため、「ガーリックラスク」は「リッツクラッカー」で代用したが、家庭菜園で摘みたての香菜(K先生ご持参)をつかったワカモーレソースにはやはり自家製のガーリックラスクがほしかった。残念である。<本日のメニュー>●ディップソース二種(ワカモーレ...

変人って? 『フランス反骨変人列伝』を読む

非常勤先のK大学で一緒になる先生から、ご著書『フランス反骨変人列伝』(安達正勝/集英社新書)をいただく。フランス正史にはほとんど登場することのない、いわゆる変わった人たちを紹介している著作である。自分の妻を「公式寵姫」に遇されたことに異議を唱え、時の王と対決したモンテスパン侯爵。社会に復讐するために犯罪を犯し、獄中で詩を発表するなどして話題をさらった「困った変人」のラスネール。しかし、なんといって...

『めっきらもっきらどおんどん』

連休明けの木曜7限は、予定通り学生自身が絵本の場を作ることをめざす「絵本のわかちあい」を中心にした授業スタイルにシフトした。今回は、学生主導授業の一回目のため、昨年から引きつづく「もぐり」の学生のうち2人にお願いした。30人収容のゼミ室(机がロの字型に配置されている)の真ん中に、聴き手はリラックスして車座になり、読み手は、椅子に座って絵本を読むのである。トップバッターのNさんが選んだ本は『14ひきのせん...

連休も終わって

「長い休みだから、たっぷり読書できるぞ」と、ほくほく喜んでいた連休も終わってしまった。あとは、夏休みまで突っ走るのみ。いきごんでいたわりには、たっぷり読めたわけではなかったのが、少々心残りだ。その中で、『学生と読む『三四郎』』(石原千秋/新潮社)がよかった。これは、あいかわらず「レポート」に頭を痛めているせいだが、私が学生に提示している「課題レポートの書き方」をさらに細かく、しかも勘所を押さえて書...

庄野潤三の世界

ここ10年ほど、庄野潤三が年に一冊ずつだす作品を楽しみにして読んでいる。『鉛筆印のトレーナー』 『さくらんぼジャム』あたりからだったろうか、、、。彼が語る、孫のいる夫婦の日常生活を飽きもしないで読んできた。失礼ながら、彼の作品が小説なのか、エッセイなのかも私にはわからない。少なくとも「物語」とは対極のところに存在しているとは思う。基本的に彼の世界は、『明夫と良二』 『絵合わせ』あたりから一貫している...

梨屋アリエ『でりばりぃAge』

中学2年生の真名子は、私立高校で行われていた夏期講習のさなか、いきぐるしさを感じて講習を抜けだし、校舎の窓から見つけた白いシーツが干してある家に逃げこんだ。この白いシーツが自分を救う帆船の帆であるかのように感じたのである。そこで、真名子は、一人の青年と知り合う。たらいと洗濯板でシーツを毎日洗って干していたのはこの青年であった。それから毎日、講習の間、真名子は青年のいる家ですごすことになった。真名子...

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