味噌の仕込み
ネット提出ではないレポートを読みながら、午後から「味噌」を仕込んだ。圧力鍋を二つ使い、着々と大豆をゆで、ペースト状にしてゆく。麹と塩を混ぜ、味噌玉を作り、容器につめた。毎年一回とはいえ、味噌づくりをはじめて十数年経つから、「なかなか手際がよくなった」と少し得意になっていた。「油断大敵」。なんと「塩」の量を間違えてしまった。麹と混ぜるとき、なんだか多いな、という気はしたのだが、生協の「セット」だから...
久しぶりの再会(完結編)
「読みあい」ということについて考えている。リエさんの「読みあい」は、いわゆる図書館や学校などで行われる「読み聞かせ」とどこか本質的に違うような気がするからだ。そんなことを考えるきっかけになったのは、二日目の講演会でのことだった。一日目を「総論」とすると、二日目の講演は「各論」という趣があった。それは、「具体的に読み聞かせにふさわしい本について知りたい」という聴衆からの要望があったからだと聞いた。し...
レポートの性差
レポートの添削をしていると気がつくことがある。私は「課題図書」の作品論をレポートに求めているのであるが、そのとき口を酸っぱくしていうのは、作品に深く沈潜して、「自分の読み」を展開させろ、ということである。ところが、これがなかなかむずかしい。どこかで聞いたことのあるような議論を展開し「予定調和的結論」に無難に着地しようとするレポートの何と多いことか。そんなレポートは、「即返却・再提出」なのは当然なの...
久しぶりの再会(続)
リエさんの講演会は、ジブランの詩集『預言者』の朗読から始まった。「あなたがたの子どもたちは、あなたがたのものではない。彼らは生命そのもののあこがれの息子や娘である」「彼らの魂は明日の家に住む」「あなたがたは弓のようなもの。その弓からあなたがたの子どもたちは生きた矢のように射られて前へ放たれる」「射る者の手によって身をしなわせられることを喜びなさい。射る者は行く矢を愛するのと同じようにじっとしている...
久しぶりの再会
友人の「リエ」さんが、出雲地方で講演会をするというので、彼女の講演先についてゆきながら、久しぶりにゆっくりした時間を持とうと、昨年から楽しみにしていた「出雲への旅」がやっと実現した。山口・宇部空港からやってきたリエさんと、羽田で合流。出雲地方は、高校の修学旅行以来である。地理の苦手な私は、島根と鳥取をよく混乱して、夫の顰蹙を買うのであるが、米子、松江、安来といわれても、残念ながら位置関係がつかめら...
教科書
来年度の授業のシラバスを書いたり、教科書の選択をしなくてはいけない時期がやってきた。英文科の「基礎演習2」では、<ゲド戦記>を原書で読むことにした。ジブリがアニメ化することを受けて決断した。『影との戦い』の読書会をやったクラスの学生からは、「アニメ化」に対してブーイングがでたことも、その理由である。なかなか手強い英語であるが、なんとかがんばろう。テキストには、4册が合本になったThe Earthsea Quartet...
レポート提出はじまる
レポートの提出が始まった。すでに「レポート作成上の注意」で「子どもの読書は大切だ」などという陳腐な内容のレポートは受理しないとといっているはずなのに、「・・・作成上の注意」を熟読した(と主張する)学生から、「読書論」のレポートが届く。何のために課題図書を提示したのか、課題図書は、レポートの「前ふり」にしかなっていない。却下。「一般論で議論するな」というコメントを書いたら、「どこが一般論なのか具体的に...
ああ、、、誕生日だ
今日は誕生日だ。朝、夫から「xx歳になった気分は」と聞かれる。うーーん。これから、誕生日には一つづつ歳を「とって」、減らしてゆくことにしようか。何よりも「健康」が大事と思えるような域に達しつつある。気力も、体力も、知力もいっそう充実させたい。夫からは、E-mailのカードをもらう。ありがと。そういえば、『太陽の戦士』読書会のレジュメには「1月14日はxx師範の誕生日」と書いてあったなぁ。でも「先生、いくつにな...
英米児童文学(続き)
「英米児童文学:7限」最後の授業は、サトクリフ『太陽の戦士』の読書会。読書の好みに性差があるのかどうか、わからないが、女子学生のほとんどが「読みにくい」「作品に入れなかった」という。男子学生には好評だったのであるが。同じような現象が『影との戦い』においてもあったが、今回のほうが、それが顕著であった。確かにサトクリフの文章は、長い。また、くわしい情景描写が特徴的だ。おまけに猪熊葉子先生の日本文が固い...
「英米児童文学」今年度最後の授業
「英米児童文学」が今年度最後となった。「みなさん、あけましておめでとう。そして、元気でね」というさみしいあいさつになる。授業は『週刊読書人』に掲載された、ひこ・田中氏の「2005年回顧」を枕に、「子どもの文学の核となるもの」をテーマに、一年間のまとめとして話した。ひこ氏は、『悲しい本』『ぼくはジョシュア』『イクバルの闘い』『ドアーズ』などをあげ、「子どもの本は今どんなことでも物語にできる幅を持ち始めて...
『ページをめくる指』
金井美恵子『ページをめくる指』(河出書房新社)を読んだ。絵本好きの文学者の丁寧な言葉と分析で書かれた絵本論。絵本論は、多くの場合、子どもの視点を交えて論じられる。そのことに異を唱えるつもりはないが、この著作は、もっぱら刺激的な「金井美恵子」の読みに貫かれているところが魅力的である。ポターの絵本の魅力を「おはなしの内容と、描かれた動物たちの表情や仕草が、このうえない自然さで一体化している」(p88)と...
レニングラード・バレエ
久々のレニングラード・バレエ。3大バレエの「いいとこ取り」プログラムを楽しんだ。ベストメンバーとはいかなかっただろうが、「姫」もそれぞれに、「らしさ」が出ていた。「クルミ」(タチアナ・ミリツェワ)は、かわいらしく、「白鳥」(エレーナ・コチュビラ)は気品があり、「眠り」(オクサーナ・シェスタコワ)は華麗だった。印象に残ったのは「ブルーバード」(アントン・ブローム)。ジャンプが高く、滞空時間が長い。ふ...
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