わしこの読書日記

子どもの本や絵本について研究しているわしこの読書日記と身辺雑記。

いまはやりの純愛小説だけど、、、

本を買い、本を読む。そして、その「作品」について考え、語る。ときには、文章に書く。これが私の仕事の大部分だ。したがって、自分の楽しみのための本は「うーーん」と考えて買う。でも、この人の新刊だけは無条件に買う、いや、作品が出るのを心待ちにしているという作家が何人かいる。帚木蓬生(ははきぎほうせい)がその一人である。『千日紅の恋人』(新潮社)を読んだ(新刊が出たのをチェックして買ってきてくれたのは夫。...

おいしい夕食

8月は夫が「夏場所巡業」と称して、ほとんど家にいなかった。したがって家にいるときの食事は、「あれ? 何を作っていたんだろう」と思い出せないぐらいだ(年のせいかも)。たぶんいつものお総菜。そういえば、「おとといの夕ごはん」が思い出せないとやばいらしい。一昨日も一人だったなぁ。なに食べたっけ? ビールは飲んだんだけどなぁ。今日も夫は二泊三日で出かけている。最近お客様をよんで、おもてなしすることがなく、...

栃木子どもの本サマースクール

8月20日、21日と栃木(宇都宮)に出かけてきた。夫が栃木子どもの本サマースクールの講師によばれたからだ。講師には長田弘さん(詩人)、木坂涼さん(詩人・翻訳家)、児童文学作家の岡田淳さん、木村裕一さん、イラストレーターの野村たかあきさんなどが招かれていた。嫌がる夫を説得してなんとか連れて行ってもらうことに成功。私は、長田さんと木坂さんに是非お目にかかりたかった。21回を数えるこのサマースクールの今年の統...

しあわせな絵本

必要あって、マーク・シーモントの絵本を何冊か読んだ(ところで、この人の表記は、サイモント、シーモントなど複数ある。外国人の表記ははなかなか統一できないのが難点)。カーラ・カスキンのテクストにユーモアたっぷりで人間くさいイラストレーションをつけてしあわせな気分にしてくれたのは The Philharmonic Gets Dressed だ。タイトル通りに、交響楽団の団員たち105人が、衣装に着替えて、金曜日の夜のコンサートに会場に行...

ヒルクレストの娘たち 2

ようやく<ヒルクレストの娘たち>シリーズを読み終えた。最終巻の『グウェンの旅だち』では、娘たちはすでに「娘」時代を通りこし、中年にさしかかっている。そして、結末近くでは、第二次大戦前夜が背景となり、グウェンの人生がヒトラーの台頭とともに大きく展開してゆくことが予想される。ヒルクレストの館を離れることのなかったグウェンが、「蘭」をきっかけに、かつて愛したアントニーの面影をもつ甥、トニーとの関係のなか...

ヒルクレストの娘たち 1

ルース・エルウィン・ハリスの<ヒルクレストの娘たち>シリーズを読みはじめる。なかなか手が出なかった本。このシリーズは、第一大戦前後の10年間を、それぞれ4人の少女の視点で語った作品。一作目の『丘の上のセーラ』は、4人姉妹の一番下のセーラの視点で語った10年間。物語がはじまるときには、セーラは7歳。すでに父を亡くしていたこの少女たちが、母の死に直面し、なんとか4人で「ヒルクレストの屋敷」を守っていこうと...

スタイグ賛

『歯いしゃのチュー先生』をきっかけにわたしのなかでは「スタイグ」がブームになっている。●『ものいうほね』(評論社)●『ねずみとくじら』(評論社)●『きいろとピンク』(セーラー出版)●『ばしゃでおつかいに』(評論社)どれもれこれもステキにおもしろく、甲乙つけがたい。スタイグはお話の名手だなぁと、しみじみうれしく思う。ただし、評論社版はカタカナは使ってあるのに、漢字は全く使われていないので、とても読みにく...

親に異議申し立てをする

ロバート・ウエストール『海辺の王国』(徳間書店)再読。引きずられて、未読だった『かかし』(福武書店)を読む。これはアマゾンの「ユースト」で手に入れた本。2003年に徳間書店から再刊され、そのとき訳文にも手が入っていることが判明したので、徳間版も購入することに決定(翻訳に気になる箇所があったので)。(T_T)「思春期」や「反抗期」という言葉で括ってしまうおとなの側の無責任さを、ウエストールは告発しているので...

『歯いしゃのチュー先生』

私は医者が嫌いだ。意識しているわけではないけれど、「白衣症候群」というお墨付きもいただいたし、「お医者さん嫌い光線」出しまくりなんだろうな、と思う。しかし、そうそうお医者さまを避けているわけにはいかず、去年の8月末にここに引っ越して以来、一番足繁く通っているのが歯医者である(よしっと、決心するまで4ヶ月ぐらいかかったけどね)。この歯医者さんは、とてもフレンドリーで安心してお任せしているのだが、やは...

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